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一枚の写真から

2020.08.02 08:53

20世紀の初め頃に写された母と子の美しいポートレート(肖像写真)、筆者のとても好きな写真です。

撮影したのはエドガー・ケイシー。ケイシーは優れたサイキックでしたが、優れた写真家でもありました。全米コンクールにも入選する腕前で、子どものポートレートに定評があったそうです。ほんとうに子どもがかわいらしいですね。そして静かに見守る母親の姿。引き込まれます。

肖像中の人物が後年、エドガー・ケイシー財団(米国バージニア州)にこのポートレートを寄贈しました。

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幼少のころから敬虔なクリスチャンであったケイシーは、「キリストのように病人や悩める人を助けたい」と願っていました。将来は医者か牧師になりたいと思っていましたが、経済的な理由から進学を断念し、中学を出ると働き始めます。

20歳のとき結婚が決まり、結婚資金をためるためにがむしゃらに働きました。ところが働きすぎがたたり失声症になり、声がほとんど出なくなってしまいます。そして声を出さなくても働ける写真館で働くようになりました。

一年がたったころ、知人の治療師の提案で催眠術師に術をかけてもらいます。催眠状態になったケイシーは自分自身を診断し、治療し、失声症から回復したのです。これが最初のリーディングとなりました。

この治療師に説き伏せられ、ケイシーは写真業のかたわら病気の人のリーディングをとるようになります。医学を知らない自分が催眠状態で診断することに不安を持っていましたが、リーディングによって病気から回復する人が増え、また家族の大ケガや大病がリーディングの処方で回復するという経験を経て、徐々に自信を持つようになり、46歳のときリーディングを本業にすると決意します。

リーディングで得られた情報は後世に残す価値がると信じたケイシーは、このときから速記者を雇い、正確に記録を残すようになりました。

こうして現在も書籍やインターネットをとおしてケイシーのリーディングに触れることができ、今日もなお多くの人々が癒され続けています。


<参考>

●ケイシー療法の実例/偏頭痛、てんかん、がん、統合失調症、ALS

出典:NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター

https://edgarcayce.jp/?frc02


●ケイシー療法を取り入れているクリニック

イーハトーヴ クリニック(神奈川県横浜市) http://ihatovo-clinic.com/chiryo/keisy/

みうらクリニック(大阪府大阪市) https://www.miura-cl.jp/edgar/


・泰・