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【Book】蹴りたい背中

2020.08.02 10:59

蹴る意味とは?


Hola!

GATOです。


本日は綿谷りさ著「蹴りたい背中」をご紹介します。

あなたは青春が好きでしたか?青春という名の時代を息苦しいとは思いませんでしたか?そんな人の心にぴったり響く作品となっています。


○Auther

綿谷りさ

Risa Wataya

1984年、京都府生まれ。

2001年「インストール」で第38回文藝賞を受賞しデビュー。

2004年「蹴りたい背中」で芥川賞を史上最年少で受賞。

○Contents

蹴りたい背中

本日はこの本の中で印象に残った名言・シーンをご紹介します。


今よりもっと周りに無頓着で、それゆえ強かった頃の自分

主人公がオリチャンという、にな川が大好きなモデルを見かけたシーンについて思い出す場面。

オリチャンに会った記憶は決して感動的な思い出ではなく、少し複雑な思いを抱いたのです。


何も知らないということは、怖さにも気づかずに強さを与えくれる。でも分かるとなんと怖いことだと恐れて、弱くなってしまうかもしれません。



周りのことがテレビのようにただ、流れていくだけの映像としてみえる。

主人公が廊下に張られるケーブルにつまづく場面。自分はなぜ一人で歩いていただけなのに、ほかの喋りながら歩く子たちが自然と跨ぐケーブルを踏んだのか。と考えるばめんです。


覚えがあるのではないでしょうか?周りのことが自分と乖離している、そんな時。自分の意識より離れた場所に周りのものがあるみたいな、そんな印象があります。



いかがでしたか?

他にも素敵な名言が見つかる、心にストンとくるもこがある本著をぜひ手に取ってみてください。


GATOでした。

Chao!

○Introduction

蹴りたい背中


この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”長谷川初実は、陸上部の高校1年生。ある日、オリチャンというモデルの熱狂的ファンであるにな川から、彼の部屋に招待されるが…クラスの余り者同士の奇妙な関係を描く。

・Contents