竹の特性と神秘
http://massy274.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-6abc.html 【アインシュタインの眼―「竹」の神秘に迫る】 より
5月14日放映の「アインシュタインの眼」が、竹の生長の秘密を、科学の目で解き明かそうとしていた。
わずか40日で、10メートルから25メートルにも伸びる秘密はなにか。
① 一日20ℓの水を吸い上げ、天に向かって噴出して行く(縦横に張り巡らされた地下茎が水を集め、筍に供給している。100m四方の竹林であれば、その地下茎は30キロメートルにもおよぶ。)
② 「節」ごとに成長帯があり、約60の成長帯が同時に伸びる。(一番帯びる時期は、一箇所が、一日2cm。したがって、60×2=120cmものびる)
③ 成長のエネルギーの強さは凄まじい。20キロの鉄アレイを、軽々と持ち上げる。
⑤ 筍の中の水は、ミネラルいっぱい。栄養いっぱいの「命の水」だ。
⑥ 竹の繊維に注目。0.2mmの繊維で、4.5㎏の重さを吊り下げられる。(いま、さまざまな工業製品として開発されている。自動車部品としての、竹繊維入りプラスチックなど。)
⑦ 竹の繊維は、火入れで強化される。(和竿の丈夫さなど)
⑧ 竹林が作り出す「音」の神秘。(竹林がもつ癒し効果は、緊張をとる音。「無」の状態を創り出す神秘の空間)
内容は、このようなものだったが、まだまだこれでは「竹の神秘」に入り口だけである。
もっともっと、深い探究の眼が欲しい。
http://www.sakurajima-net.com/~softway/taketokusei.htm 【竹の特性と神秘】 より
●驚異の成長力
最大1日120cm、60~80日で14m~15mまで成長し3年で成竹する。
●驚異の生命力
原爆(広島)や枯葉材(ベトナム戦争)の中ででも生き残った唯一の植物。
●竹は人命を守る
堤防の決壊、山崩れ、台風、地震から人々や家を守ってきた。
●竹は「柔・剛」併せ持つ理想の建材
・物干し竿、釣り竿、弓・・・強靭性と反発力
・計算尺、物差し・・・低伸縮性
・茶せん、竹カゴ、扇子・・・柔軟性
●竹は光を通す
エジソンは電気の実験で電球のフィラメントの替わりに竹の繊維を使った。
●竹と人間の奇しき因縁
・竹の染色体は人間の染色体の数とほぼ同じ
・竹から生まれたかぐや姫伝説
・竹の命は約60年、人の命とほぼ同じといわれていた(昔の寿命)
●竹は良薬のもと
・竹職人は水虫にならないといわれる(抗菌性)
・竹の成分は媚薬になるといわれていた(モルモン)
・竹のエキスはガンに効くといわれる(制ガン効果)
●竹の自浄作用
・鮮度保持・・・昔、おむすびを竹の皮や笹に包み、竹の水筒を持って旅にでた。
・消臭性・・・熊は笹を食べて息の臭いや体臭を消して狩をする。