新たな演奏動画配信!ブラームス 3つの間奏曲 作品117 〜第1曲〜
ヨハネス=ブラームス
3つの間奏曲 作品117 〜第1曲〜 Andante moderato
1892年作曲
「安らかに眠れ 子よ、安らけく/泣くを見れば、こころ痛し。」
スコットランド民謡、ヘルダーの民謡集より
ここでいう 子 とは
神様からみた我々のようである。
この曲を書いたとき、ブラームスは59歳。
この曲を
「我が苦悩の3つの子守歌」と呼んでいたらしい。
この時期、彼の親しい人たちが続けて亡くなり
落ち込む日々。
自分もいよいよ晩年に近づいたかと。。。
交響曲第5番にとりかかるも
筆は進まず・・・
もはや作曲家としてここまでかと。。
筆を置く決意もするが、立て続けに
作品117,作品118,作品119を作曲する。
そしていつものように
いずれもおそらく生涯、想いを寄せた
クララ=シューマンに批評を求め楽譜を送る。
クララは日記に
「真の喜びの泉、もうすべてであり
詩的、情熱、夢幻、誠実、
そしてなんとすばらしい響きの横溢・・・
彼が考えたように奏するには、
彼 ブラームスに精通していなければなりません。」
本当にそう思います。
音符と音符の間の響き
シンプルだからこそ気が抜けない。
この曲は、響きのある箱(ホール)、ピアノという
環境が合わさってこの曲独特の響きを堪能できると
演奏をしてみて痛感します。
今回、決してよい環境ではありませんが
こういう素敵な曲があることを
多くの方に伝えたくて、勇気を出して録音しました。
日本では、取り上げられる機会が多いとは言えません。
初めて聴く方の中には、あまり愛着が湧かない
地味な曲という人もいるかと思います。
この曲をライヴで聴く機会があれば
ぜひ足を運んで耳を傾けてみてください。
きっと、響き をご堪能できます!
これこそがクラシックの醍醐味!!!
P.S.
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とても嬉しいです!
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