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Roux's T Room

2020.08.03 21:30




他人の語る夢の話はつまらないと よく聞くけれど 

今回はどうしても書き止めさせて貰いたい。

                     

 

 

なぜなら

 

羽生さんが初めてクリアに登場して

ごく僅かだけれど会話もしたから。

 

 



  

少々長めになってしまうが

前段階から話は始まる。

 

 

 

 



今作は本当に苦しかった。

 

 



 

衣装ではないため、一週間で ほぼ描き上がり

後は細部の修正をと思ったものの


目が気になり出したが最後、いくら描き直しても決まらない。

 

 


それが迷宮の入り口となり、そこから更に一週間

パワポのスライドで 僅かな違いを見比べ続ける。

 

 


しかし100回以上の修正を繰り返すうち

以前から辛かった肩を含め、利き腕全体に痛みが広がり

ますます思うように進まない悪循環に突入。

 

 

 

更には仕事でも理不尽な事があって眠れず

フォトショをはじめ色々と細かな作業をして

心身の疲労は溜まる一方だった。

 

 

 

でも、描く事は好きでやってるんだから

泣き言でしかないわけで


何とかモチベーションを保ちながら 

やっと自分なりに着地し



倒れ込むように横になると、すぐ

眠りの中に引きずり込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

夢に繰り返し登場する場所がある。

 

 

 

 

昔は校内で、その後は新宿と思しき地下街。

 

 

 

そして ここしばらく続いている表参道を

浅い眠りの中、小走り気味に歩いた。



青山に向かって進み、かつて存在したショップに入り

その後踵を返すと間もなく


いつもなら

気付けば新宿ルミネ辺りのエレベーターに乗っている。

 

 



しかし今回は住まい近くの八百屋さんにワープし

私は野菜を買っていた。( 現実味 w )

 

 

そこで、お釣りとして結構な量の小銭を返され

なんとか財布に入れていると、何故かそこへやって来た上司に

仕事で立替えていた金額を こちらも小銭で渡されたのだ。

 

― もう財布に入らないし、そもそもなぜ小銭? ―

 

それに普段利用する店舗で現金を使うのは

その八百屋さんくらいなので困惑していると

 

 

 

...?

 

 

いつの間にか、上司が羽生さんと立ち話している。

 

 

 

 

― なぜ羽生さんが ? ―

 

 

そう思いつつ、とにかく大量の小銭を無理やりどこかに押し込み

開口一番 私は羽生さんにお願いした。

 

 

「 写真を撮らせて下さい ! 」

 

 

 

一瞬、羽生さんは困ったような表情を浮かべたけれど

「どうしても描かせてもらいたいんです !   」

私が懇願すると

 

 

「顔以外なら」

また穏やかな表情に戻りそう答えてくれた。


 

 

言わずもがな、一番に描きたいのは顔だ。

 

けれど前回綴ったように

物語る背中も、繊細な指先も

描きたい事に変わりはない。

 

 

「ありがとうございます! 」

 

喜び勇んで

速攻、持ち物の中からカメラを探すものの

なかなか見つからない。

 



いかにも夢にありがちなシチュエーションだ。

 

 


 

ガサコソ必死にバックの中などを探っている傍らで

羽生さんは先の上司と談笑を続けている。

 

 

いや、上司と共通する話ってあるのか?

その上笑ってるし。

 

 

 

そんな事に頭が行ったからか、探し物がいつの間にか財布に変わっていて

「 あった ! 」と思わず声を上げる。

 

しかし、財布の中の10円玉が

プラスチックの質感で、しかもグリーンである事に気付き

(夢とはいえ、ほんと支離滅裂だ…)

 

「え~、なにこれ !?」

たびたび声を上げる私に、二人も振り返る。

 

 

「 あ、そうか !  ブルーライトカット眼鏡かけてた ! 」

 

(いや、そんな事どうでもいいだろ… しかもそんなはずないだろ…)

 

 

 


その辺りで現実に引き戻された。

 

 

 

 

おわり。

 

 

  

 

しかし、1カットも撮れなかったのは

夢とはいえ心から残念でならない。

 

 

 

シャッターを切らないまでも

せめてファインダー越しの目に、写し取りたかった。

 

 

 

 

マインドセットの最適化が

小気味良いほど わかる気がする

今回の夢。

 

 

 

 

 

表参道からの足取りは

自分の中で容易に解析できる。

 

カメラが見つからなかったのは

私用で持ち歩く事はないから当然だろう。

 

 

 

たくさんの小銭の意味するところは

気が重い諸々の事。

 

COVID-19から来る問題は様々に飛び火している。

 

自分の身体の7割を構成していそうな野菜も

ひと月に及ぶ降雨により、価格が上昇。

 

上司とは仕事上色々あったけれど、やっと一山超えたところだ。

 

 

 

そして羽生さんの笑顔は

先日再び目にした、楢葉の子供たちに向けていたもので

2年前に描こうとしてそのままだったフォルダを開きもした。

 

 

それらが、ごく短い夢の中に反映されている。

 

 

 

 

10円玉の色は、先日職場で

“ 布製のバックスクリーンはメンテナンスが大変じゃないか ” と話したからかな。

クロマキー用の。

 

これだけはよくわからない。

 

 

 

 

旅行先で写真を撮るぐらいはしていたけれど


旅する事自体、長い事なくなっているし

一方 仕事では撮る事も多いから


凹んだ時はこの夢を思い起こして

気持ちを切り替えよう。



 





上述した今作は

反動でもあるのか、前回とは逆で顔がメイン。






いつも、とにかく描き上げられる事を祈って線を引き始め

ある程度形になるまでは不安感が心を占拠している。

 

今回は形になってからが更に不安で、それも辛かった。

 

 

 


 

 


重く移り変わる日々に、不具合が増える身体でついて行くのは

なかなかしんどい。

 

私は今、そこまでではないけれど

尊厳死に寄せられる様々な考えに 思うところもある。

 

 

 

けれど、たとえ口にしなくても

みんな心身にいろんなものを抱えているのだ。

  

  

  

  


感染状況が厳しさを増している中

フェイスシールドとマスクの重ね掛けをしてみたが

少し話すだけで息が上がる。

 

 

医療用ならそれぞれ密閉度も高いはずで

その上、防護服を着て諸々気を抜けず

何時間も従事する人の大変さは想像を超えるだろう。

 

介護職の方々にも頭が下がるばかりだし

家庭内でも、高齢の方やお子さんなどに気を配るのは大変で

疲れも相当溜まっているはずだ。

 

 

 

 

 

先日、絵本作家のヨシタケシンスケさんが掲げていた

 

「サァ!

今日も元気に

顔色をうかがっていこー!」という言葉を

 

「”ごきげんよう” の原点みたいなもん」

と、博多華丸さんが言い換えていて



その妙味あるやり取りに思わず笑い



ちょっとなんだけど

でも確実に心が救われる。

 

 

 

 


ヨシタケさんが多くの支持を得ているのは

 

優れた人間観察眼で切り取ったものを

ユーモアと温かさをもって表現する力と

 

飾り立てる事も気負う事もなく滲み出る

自身の気質の良さなんだろう。(華大のお二人もだけれど)

 

 

 


そして子育てに関し

「褒めどころがわかる」と話していたのが、とても興味深かった。



※補足


これは「(ヨシタケさんの)お子さんが絵を描くのが上手なのは、

ヨシタケさんが上手いからでは」と、大吉さんが一般的な捉え方をした時の話。


「何が難しいか、何を頑張っているかがわかる」という事が

" 褒めどころがわかる " という意味で


DNAというより導き方なのではないか、といった 内容だった。



 

 

何となく大切なものとわかっていても

言語化してもらうと気持ちよく腑に落ちて、皆がきっかけをつかみ易くなる。

 

言葉がいかに大切かという お手本のように思う。

 

 

 

 


世界中どこであれ

殆どの人は褒められて成長するはずだ。

 

 


そしてそれは


諍いの少ない社会へとつながる事も

信じてやまない。