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Oimachi Act./おい街アクト

恋愛劇+人生ドラマ劇として観ることのできる "大人の映画"。「男と女・人生最良の日々」は

2020.08.06 03:00

老いたる人になってもステキでいたい、カッコ良くありたい。

この映画「男と女・人生最良の日々」を観たら、誰もがそう思う、そう願いたくなる。

 

主演のジャン=ルイ・トランティニャンは齢を重ねるごとに"いい男""味のある男"になっていったが、この映画のカッコ良さも演技でできているのだろうか?

 

やたら整形しまくる日本や韓国の俳優、女優

らまだ許せる。が、男優は?

老いても演技力で"いい男"を演じて欲しい、

役者なら。

 

1966年に「男と女」は制作された。

2019年にその映画を手掛けたスタッフが再結

集して、再び「男と女・人生最良の日々」が作られた。

 

元レーシング・ドライバーのトランティニャンと、その恋人で会ったアヌーク・エーメ演じるアンナの恋物語が、53年経って綴られる。

 

「男と女」の映像を絡めながら、映画は過去が最良の日々だったか?それとも恋人と再会する今が最良の日々なのかを、観る者に問いかけるように、時が流れていく。

 

「男と女」が作られたからこそ、この作品が生まれた。

続篇ではない。監督のクロード・ルルーシュもこの作品は続篇ではなく、一本の独立した映画として制作した、と語っている。

 

「男と女」は1966年に制作され、パルムドール賞、アカデミー外国語映画賞、脚本賞を受賞した。

この映画のサントラはフランシス・レイ作品で、こちらも色あせていない。

 

人生において男と女は何度も恋を経験してい

く。

何度も何度も恋愛をしていくことは、偶然的なようで、必然でもある。

 

恋をするから人生が楽しいと思えることもあり、恋が実らないから、生きていこうとするのかもしれない。


恋や愛は人生の永い時間の味付けであり、恋に生きることは出来なくとも、恋があるから生きていけるのかもしれない。

 

この作品を観て思い浮かんだのが、以前紹介した「眠れる美女」だった。

対照的なこの二つの作品。

沢山の恋をした人は「男と女・・・」に感動し、恋の数が少ない人は、「眠れる美女」を観て、納得るのかもしれない。

 

貴方は昔の恋人に再会したいですか?

再会した方が良いと思いますか?

しない方が良いと思いますか?

 

この映画は、あえて再会させることを良しとした。

 

過去を忘れるために人は生きていく。自分で意識しなくとも、生き続けることで過去が遠く、薄色へと変わっていく。

又、過去を忘れないために人は追憶に生きる

こともある。

 

どちらにせよ、人はやがて老いていき、死を迎る。


死を迎えるために生きているともいえる。

 

いい恋愛を沢山した人の老いたる顔は、神の

ように清らかと言われる。煩悩から解放されると、人は神に近くなる。

 

神に近くなるとは、生と死の間(はざま)が消え

てしまう、見えなくなる、解からなくなる、・・・。

ということらしい。

 

もう一度、おたずねしたい。

貴方にとって恋とは、愛とは、なんですか?

 

●「男と女・人生最良の日々」

(2019年 フランス作品)

監督/クロード・ルルーシュ

出演/ジャン=ルイ・トランティニャン、アンヌ・エーメン、他