「かわいい金子麻友美」メモ8 アジ御飯2
「かわいい金子麻友美」では金子麻友美さんが好みと思われるメニューを妄想して作っている。
vol.0では「わかめ蕎麦ネギ抜き」を、vol.1では「アジ御飯」について、お店の味を再現したが、何か物足りない。
特にアジ御飯。
もしも貴方が金子麻友美さんに料理を振舞う機会がきたとき、ご飯だけ作って終わり、なんて出来るだろうか?
金子麻友美さんの盟友であるウクレレミュージシャンの角森さんのツイッターで、お二人は仕事上がりに蕎麦とアジご飯のセットを食べた、というエピソードから作ったので、本来なら蕎麦とセットでいただくのが正しい。
vol.0の蕎麦では、昆布と鰹節から出汁をひいたが、その出がらしに、もう一度水を足して5分煮れば二番出汁ができる。その方が主役の味を生かせて良いこともある。
金子麻友美さん好みの店の味とは別物になってしまうが、炊き込みご飯には金子麻友美さんに関係する食材を使うので、まったく的外れな料理とは言いきれないハズだ。
それは生姜。
「岩下の新生姜sing & playコンテスト」で金子麻友美さんが歌う『かけがいのない君』はグランプリに選ばれ、今でも岩下の新生姜ミュージアムにいけば特別CDが取り扱われている。
たくさんの金子麻友美さんが合唱している名曲があるので、生姜は金子麻友美さんに縁のあるもの、と言っても良いだろう。
さっそく妄想してみよう。
仕事を終えて帰宅する金子麻友美さん。
打合せは順調で作品の方向性が定まった。
こんな時は、みんなで慰労とコミュニケーションのため食事を一緒にしていたが、最近の世界的な状況では大人数で外食に行ったり誘ったりすることが難しくなってしまった。
何か物足りないモヤモヤした気持ちで家に着いた。
キッチンから出汁のいい香りがする。そこには貴方が金子麻友美さんの好物を作っているではないか。
食材を余すところなく使ってひいた出汁による ”蕎麦とアジ御飯セット” は、家庭的でありながら特別な日の料理のようにも感じる。そんなメニューに金子麻友美さんは仕事の達成感とは別の満足感も感じるのだった…。
【用意するもの、食材】
A.出汁
鰹節(出がらし) 20g
昆布(出がらし) 4g
うすくち醤油 大さじ1
濃いくち醤油 大さじ1
B.ごはん
米 2合
鯵 1~2匹(大きさによる)
生姜 1辺
【作り方】
1.米を洗い、水に30分漬ける
2.鯵を3枚におろし、エラや内臓、血を洗い
水気をきり塩をふって30分放置する。
(頭や骨も一緒)
3.出がらしに250ccの水を入れて沸かす。
沸騰したら中火で5分煮る
4.3.をザルやキッチンペーパーで濾す。
出汁がらをぎゅうぎゅう絞ってよい
5.生姜を細い千切りにする
6.1.の米をザルにあげ、水気をよくきってから鍋に入れる
7.2.の鯵の水気を切ってから、フライパンやグリルで皮が焦げるくらい焼く
8.6.を鍋に入れ、7.を乗せる。
9.8.に半分の量の生姜をのせ、4.の二番だしをそそぐ
(ここで鍋に入った汁の塩気を確認する。すこしだけ塩気が足りないかな?と思うくらいの塩分にする)
10.鍋に火をかけ、沸騰したら中火で水分を飛ばす。
沸騰してから8分~15分くらいで水分が減らす。
蓋は水分の減り具合で開ける量を調整する。(慣れない場合は蓋はしないで水気調整してOK)
11.鍋上面に水面がなくなり、鍋底からパチパチと音が聞こえたら火を止めて、残りの生姜を入れて蓋をする。
12.20分後、蓋を開けて、鯵の骨や頭、ぜいごを取り除いてご飯を混ぜれば完成。仕上げにネギやシソなど載せても美味しい。
(終)