オオバギボウシ
http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm389.htm 【オオバギボウシ (ユリ科ギボウシ属:多年草:草丈 ~100センチ:花期 ~8月 )】 より
薬効 腫れ物 利尿 食用
分布生育場所 北海道~九州の山地に自生 湿気のある山地、草地や観賞用として植栽されるユリ科ギボウシ属トウギボウシ(唐擬宝珠)
科名:ユリ科/属名:ギボウシ属
和名:大葉擬宝珠/別名:ウルイ/学名:Hosta sieboldiana var.gigantea
ユリ科ギボウシ属イワギボウシ(岩擬宝珠)
見分け方・特徴
根は太い根茎をもち横にはう 葉は、広い楕円形、長い約30センチの柄があり葉脈は明瞭、根元からまとまって出る 花は、40センチくらいの長い花茎を伸ばして、白淡紫色の漏斗(ろうと)状の花を下向きから横向きに十数個つける 花は、美しく、下から順に咲き観賞用に広く植栽される
採集と調整
春から夏に、花及び全草を採取して、水洗いして天日で乾燥させる
若葉、花を食用にする
古くから、ウルイの別名で食用として親しまれていて、若葉や花や花柄、葉を採取して、熱湯で茹でてさらして、おひたし、あえもの、揚げ物などや、茹でたものを干して食用として保存されたという
薬効・用い方
有効成分として、サポニンのチゴゲニン、ヘゴゲニン、ネオジトゲニン、ナノゲニンなどを含有
腫れ物には、乾燥した全草を約10グラムを水0.4リットルで煎じて患部を洗うか、生の葉を、すり潰して患部に塗布する
利尿には、乾燥した花約10グラムを水0.4リットルで煎じて、1日3回に分けて服用する
その他
名の由来は、日本の昔の木造の橋には欄干(らんかん)がある。この欄干の先端には、ネギ坊主に似た飾りがついていて、これを、擬宝珠(ぎぼうしゅ)と呼ぶ、この、擬宝珠(ぎぼうしゅ)に、ギボウシの蕾(つぼみ)が似ていることから、擬宝珠(ぎぼうしゅ)から転訛(てんか)して、ギボウシの名になったという
ウルイの名の由来は、春咲の若葉が丸まって叢生し、葉の色が瓜の皮に似ていることから瓜菜(うりな)が転嫁。信州では、ユリの芽に似ていることからユリッパが転嫁してウルイまどがある
ギボウシの種類は多く、イワギボウシ、オオバギボウシ、コバギボウシ、タチギボウシ(トウギボウシ)、ミズギボウシなどがあり、どれも、食用にするという
https://blog.goo.ne.jp/uzanehakase/e/0f2a5e80233453be36056b7b08d483df 【食用向きギボウシについてですが・・・。】 より
食用ギボウシ栽培について、書き込む。ギボウシは品種が多くてそれは花や葉を楽しむ鑑賞用の草花とされるが、そのなかの一部の品種はもともとは実用的に食材として利用されてきた経緯がある。
現在、ギボウシは東北地方では山菜としていて換金作物として栽培され、出荷して市場に流通している葉菜類である。当地の関東地方ではあまり食卓にのぼらない野菜だ。食感や食味はほうれん草に似ていて食べやすくて癖がない。このギボウシは新芽や若葉の内がいいので収穫期間が短い、また、露地栽培やビニールハウスでの温床栽培でもこだわらない。しかし、一度、冬の寒さにあてないと以後の育ちが悪くなるので注意してほしい。
食べられるギボウシには、基本的にはオオバギボウシ系が上げられます。 オオバギボウシ は コバギボウシ や ミズギボウシ と同じように、日本の山野に自生するギボウシの代表する原種ギボウシで数量も多い。ほかにも交配種の 寒河江 などの中葉・大葉系もOKですが、美味かどうかはいまだ不明のところである。ここでは5品種をリストアップしたい。ギボウシは、古来、山菜として野菜の代わりに利用されてきた経緯がありますが、ギボウシ好きとしては品種選択にはまだ不明なこともあります。皆さんの御意見をお寄せください。
なお、品種説明はわたし自身の栽培経験をもとにした、「品種別 栽培/出荷履歴・数量表(台帳)」にもとづく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%82%AE%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7 【オオバギボウシ】 より抜粋
特徴
高さは50〜100cmくらいになる。葉は根生葉、形は卵状長楕円形で、葉の長さは30〜40cm、幅は10〜15cmくらいになり、葉柄がつく。花期は6〜8月で、漏斗型の白色または淡紫色の花をやや下向きにつける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。
蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠という。他に、湿地に自生する小形のコバギボウシが知られる。
山菜としてのウルイ
オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味される。春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がうり類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化したと言われている。別名としてウリッパ、アマナ、ギンボ、山かんぴょうなどがある。
北海道、本州北部・中部の山地や丘陵・草原などの湿りけのあるところに自生している多年生草本。ギボウシ属の雑種[要追加記述]として20種以上が知られている。葉の長さは20〜25cm。 古くから山菜として食べられてきたが、丈夫で株がふえやすく、葉や花も美しいので、栽培もされており変わった型や種間雑種もある。薄紫色の清楚な花を咲かせ園芸用に取り扱われていることもある。ここでは山菜としてのウルイを取り上げる。