「良いところ」放課後等デイサービスminori.lab
SSTの時間に自分の長所について考えてみました。
「自分の良いところ」と聞き、すぐに目をキラキラさせてあれこれ思い浮かべる子もいれば「え~、そんなのないよ~!」と不満そうな子もいて、反応は様々です。
あらかじめ用意されたリストを確認しながら、自分自身のことを振り返りました。
「良いところ」とは、決して完璧にできる部分を意味するのではありません。
自分で頑張っていると感じたらそれで良いことを伝えると、「まぁ、やっているかなぁ…」とチェック欄に一つ一つ○印をつけていきました。
例えば、
・ていねいに字を書いている。
・先生の話をよく聞いている。
・宿題を忘れない。 いつもではなくても日頃から心がけていたら、それもOKです。
・計算が早い。 ひき算は苦手でも、たし算が得意なら、これもOK。
・絵がとくい。 ノートやワークシートについついイタズラ描きをしてしまう人は、きっと絵を描くことが大好きなのでしょうね。
このように考えていくと、思いのほかたくさんの「良いところ」が見つかります。
そして、リストの項目以外にも
・一人でおるすばんができる。
・マッサージがとくい。
・朝、すぐに起きる。
・自転車がとくい。
・歴史がとくい。
など各自の「良さ」を発表してくれました。
自分の「良さ」に気づくことは、自分の特徴を知り長所を伸ばすことになります。
さらには、自己肯定感や意欲の向上につながったり、困難に直面したときの心の支えになったりもします。
「できる・すき・とくい」と思い込むだけでも、成長を促す意欲に結びつくことでしょう。
療育中、子どもたちの「良さ」に出会うことが度々あります。
一見短所に見えることでも、角度を変えると「良いところ」として捉えることもできます。
今後もどんな「良いところ」に出会えるか、とても楽しみです。
そして、子どもたちが自分自身の「良さ」に気づけるよう手助けしていきたいと思います。