今日の日に思う

今日の小さな貸し部屋は、午前と午後、おふたりの方がご利用になりました。いつものように、部屋の隅っこを拭いたり整えたりしながらご利用されたお客さまと話したり、笑ったりしました。淡々といつもの日常を送れることにしあわせを感じた一日でした。

夕飯時、母と75年前のことを話しました。75年前、母は7歳でした。母のお父さんは、戦争に行って鉄砲玉が足に入ってしまい、足を引きずりながら終戦後帰ってきたこと。帰ってきた日、家の縁側にひとりぽつんと座って待っていたらおとうさんが道の向こうからびっこをひきながら歩いてくるのが見えて涙が出たこと…。

この話をなんども聞いてきましたが、聞くたび涙をこらえるのに必死です。

この今の日常は、なんと恵まれているのだろうと思います。コロナ禍で辛い日々だけれど、生きていて家族がいてごはんが食べれることは何よりしあわせなことなんだということを忘れてはいけないと思いました。

未来がどうか平和でありますように。