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二十四節気ヨガ 「立秋 涼風至」

2020.08.06 23:02

立秋、暦の上ではもう秋。

暑さもピークを迎えるこの時期に秋の始まりとは、と子供の頃から違和感を覚えたものです。

しかし満月を過ぎた月が高く上るころ、

風は確かに秋を感じるものでした。

涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が吹き始めるころ、

日中が暑くカラッと乾燥した空気だから、

夜風や明け方まだ太陽が上る前の風に涼を感じられるのでしょうね。


今年は歴史にも残る特別な夏になってしまい、

本来なら今頃オリンピックで盛り上がっていた時期でしょうに、

帰省も旅行もままならなず、

梅雨の長さとやって来た猛暑に心も体も悲鳴をあげています。

前回お伝えしたヨガニードラは是非この時期に試していただきたいと思います。


仰向けで行うヨガニードラの前にうつ伏せの

「マカラーサナ」うつ伏せのワニのポーズの変形バージョンで

内臓を温めて股関節周りを緩めておくと良いでしょう。

このようにお腹の下にボルスターやタオルを入れて脾胃経を刺激して

疲れた内臓の機能を回復したり、

うつ伏せで視界を遮ることにより、眼精疲労の緩和にも繋がります。

片膝を曲げ体の重みで自然に股関節を緩めます。

反対の腕を横に伸ばすと、三焦経に刺激が入りリンパの流れや気の流れを促します。

三焦は「決瀆の官」と呼ばれ、上焦、中焦、下焦に区分されます。

横隔膜から上の上焦は体温調節作用、

横隔膜から臍までの中焦は気血津液の調整作用、

下腹部の下焦は不要な水分を分別して排出する作用があります。

体が重苦しく浮腫がちな時にはヨガニードラの前に取り入れてみてください。

腕と同じ側の足を曲げて股関節を緩めるとさらに刺激が強く入ります。