Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

旅するオーガニックストア

流れる雲と75年目のあの日

2020.08.09 00:08

あのころ、父は学徒動員で長崎にいた。

あの日、15歳の少年は昼夜交代勤務で兵器を作っていた。


夜勤が終わり、寮で眠っていたという。

気がついたら、身体ごと放り出されていた、という。


あの日を想像で終わらせたくなくて、

リアルな現場に立ちたくて、数年前から長崎へ向かうあの日。


特別な日になって75年。8月9日11時2分。

2020年、コロナ禍により、祈念式典は一般参加ができない。

7月、入院中の父にずっと寄り添っていた母が逝った。

毎週の法要で有田に通う週末。


法要後、家族でたいせつに保管してあった家の戸籍を見る。

嘉永7年(1854年)の記録もある。


166年前の江戸時代である。

明治、大正、昭和、平成、令和、と時代は続いている。


時の流れにそってつながれた戸籍の変遷からは

父と母の人生が断片的であれ思いおこされる。


お経のあと、お茶とおはぎを食べながらすごす。

身内だから、今だから話せる昔の話もある。


その足で、75回目の特別な日を迎える長崎へ向かった。

市内各所で、その日へ向けて準備がすすんでいる。


時は流れていく。


空を見上げる。


雲も流れていく。


熊本への深夜の帰路、カゼトが唄う。

🎵タイムラインはとばしてこーぜ

 揃った道理 知らなくても

 〜アルバム”sickufo”get me high〜