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「宇田川源流」【お盆休みのエロ】 「感染の震源地は夜の街」といい続けたマスコミによる「職業差別」により正直に自分のことを言えなくなった若者たち

2020.08.09 22:00

「宇田川源流」【お盆休みのエロ】 「感染の震源地は夜の街」といい続けたマスコミによる「職業差別」により正直に自分のことを言えなくなった若者たち


 コロナウイルス禍になって、なかなか興味深いことが多くなってきた。以前よりも人間というのは「未知」「漠然とした不安」ということに関して必要以上に恐れを感じることが少なくない。

基本的にパニックを起こすときは、「漠然とした不安」に対する恐怖が最も多い。人間というのは、通常の恐怖だけではなく、「自分の想像力で漠然とした恐怖の中で最も自分が嫌な恐ろしい状態を想像してしまって、その内容に対しての恐怖を感じる」ということであり、実際に起こりうる恐怖以上の「最恐の恐怖」を思ってしまうものなのである。

はっきり言って「最悪は死ぬだけである」というような感覚でいる人は、意外と落ち着いている。基本的に、戦国時代を扱ったドラマなどにはかなり描写されているが、敵に囲まれた時の城主などは、意外と落ち着いているのではないか。「覚悟ができている」という人間が取り乱すことはほとんどないのである。

さて、もっとも大きな問題は、「こんなはずではなかった」というような状況である。人間は行動するときにある程度の予想をして動いている。あまり根拠もなく、これくらいならばコロナウイルスに罹らないとか、これくらいならば死なないなどの状況を自分で判断してその行動を行っているのであるが、残念ながらその時の「根拠」が「そう思う」というだけで、科学的または経験的な根拠に基づいたものではないとされている。

そのために、その「安易な予想」は意外と簡単に崩れてしまい、その崩れたときに上記のような「漠然とした不安」つまり「予想外の事態」となるのである。

さて、今回のコロナウイルスは、まさに「想定外」であり、そんなに恐ろしいものではないと思うがなぜか、日本国中がパニックに陥っている感じである。というのは、コロナウイルスの正体がわからないことによる「漠然とした不安」があるということと、それをあおる報道及び政治家の発表である。

そしてその犠牲を受けているのが「エロ」業界であろう。


感染のキャバクラ女性従業員「SNSの中傷怖い」…当初は「無職」と回答

 新型コロナウイルスの感染が全国で広がる中、新潟県は31日、県独自基準の「注意報」を初めて発令した。

 外出自粛などの要請はしないが、感染拡大の要因ともなり得る会食の様式などについて注意を呼びかける内容で、花角知事は「感染拡大は第2波に入っている。県民には慎重に行動してほしい」と求めた。

 県内では直近1週間で19人が感染し、その前の1週間で3人が感染。県の分析によると、首都圏などで会食をしていたケースが多いという。県は、感染拡大地域から県内へ移動してきた場合は健康観察に留意し、県内外を問わず10人以上での飲酒を伴う会食については特に注意して、大声を出すことや長時間の飲食を避けるように求めている。

 注意報の独自基準としては「新規患者が2週間連続で週6人以上」などが定められ、いずれも満たしていないが、今後も増加が見込まれるとして、県の専門家会議も同日の会合で「発令すべきだ」と判断した。

 県は注意報よりも一つ上の「警報」を発令してから2週間が経過しても感染が抑えられない場合や、入院患者が200人を超える事態に備えて、休業要請を含めた「さらなる警報」を発令する方針も決定。1日500件以上のPCR検査を実施できる体制を早急に整えることも確認した。

     ◇

 新潟市は31日、いずれも20歳代で、同市中央区のキャバクラ「Club ALBATROSS」の関係者4人と、同市西区の新潟大学生4人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で1日あたりの感染確認者8人は最多で、計110人となった。クラスター(感染集団)が発生した可能性もあるとみられ、中原八一市長は「若い方々には自分の行動で感染が広がるリスクを自覚してほしい」と語った。

 発表によると、キャバクラ関係者4人は、7月28日に感染が判明した女性従業員の同僚3人と出入り業者の女性。新潟市は全従業員の検査を進めるとともに、17日以降の利用客に注意を呼びかけている。30日までに10人から相談があり、5人の検査を進めるという。

 新たに感染が判明した新潟大の学生4人は、29日に感染が判明した新潟大の男子学生らと計6人で大阪を観光し、クラブで遊んだという。最初に判明した学生は新潟に戻った後、大学など3か所で複数の人と会っていた。市の調査に対し、当初は「友人1人と旅行し、帰ってからはコンビニに行った程度」と回答していたが、大学からの働きかけを受けて事実を打ち明けた。

 キャバクラの女性従業員も当初は「無職」と答えていたが、「SNSで中傷されることが怖かった」と話しているという。市保健衛生部の野島晶子部長は「自分の行動を正しく話しても中傷されない社会にならないといけない」と訴えた。

2020年8月1日 13時15分 読売新聞オンライ

https://news.livedoor.com/article/detail/18666600/


 さて、マスコミと政治家があおっているといってしまえばそれまでなのであるが、基本的にはしっかりとした知識を持ち、また、しっかりとした覚悟があれば、マスコミなどが何を言っていてもそのことに踊らされることはないのである。しかし、知識もなく、また知識を増やそうともせず(医学論文なんて読んでいる人は少ない)、そのうえで、マスコミやネットの情報で一喜一憂している人が多い。

一度緊急事態宣言が終わり、その後再び感染者といわれる人々(実際には、陽性確認者でしかないのですが)が増えている状況をもって「夜の街」発言が非常に多くなった。

確かに感染の中で「夜の街」が多かったのは間違いがないが、では感染防止策をしっかりと行っているところとそうではない店の差が非常に大きなものではないのか。その辺を明らかにしない、まあ、天明を明らかにするかしないかということは個人情報などの問題もあるのだが、それを伏せて「夜の街」とすることによって「まじめにやっている人が馬鹿を見る」というような感じになってしまっているのである。

さて、今回のコロナウイルスは「手洗い」が最も効果的である。当然に、コロナウイルスはクラスターなどもあるが、主なものは飛沫幹線である。つまり、「大声で話す」「回し飲みをする」「大皿をつつく」などが最大の問題であり、そのようなことをしていない状況であればそれほど気にする必要はないのである。

にもかかわらず「夜の街」と必要以上に言うことは基本的には「職業差別」であり、そのようなことを助長しているマスコミと政治家(どこかの知事ですが)が最も大きな問題なのではないか。

風俗営業というのは、「人間」が「人間」を接待するものである。「エロ」の中には「写真集」や「ビデオ」などもあるが、一方で、キャバクラ、ホストクラブなどは当然に、会話によって相手を接待するものであるし、またファッションヘルスやソープランドは、性行為に近い行為(本番は基本的に禁止)を行うことによって、相手を性的に満足させることになる。

当然に、その場合は「不潔な女性」とやることはないので、基本的には清潔さを保っている。特にソープランドなどは毎回風呂に入って洗っているのであるから、ある意味で模範的なのではないか(という解釈もあるということ)。

さて、そのように考えると「夜の街」だから危ないのではなく一部の業種の中に、「三密」や「回し飲み」などのことをしてしまう場所があり、そこが問題というだけの話であろう。それを「夜の街全体」というようにしてしまうようなことが、より一層漠然とした不安をあおり、エロを遠ざける。

ちなみに、「エロを遠ざける」ということは、それだけ「わいせつ犯罪が増える」ということであり、治安悪化につながるのである。

このように考えると、政治もマスコミもしっかりと何がダメで何ならば「比較的安全」なのかをしっかりと報道すべきである。性風俗をすべて問題視すること自体が大きな問題である。