美人の定義とは、年代で変わっていくものなのかな

私の同年代の友人知人たちはさすがにもう美人はいません。
でも、昔は物凄く美人だった人はいます。
ただ、そういう人たちが今現在も「美人で色気のあるいい女」であるかというと決してそうではなく、「昔は美人だったおばさん」もしくは「年齢の割には綺麗なおばさん」「おばさんの中では綺麗なおばさん」という扱いなんですよね。
私は「若い頃もブスだったであろう今現在もブスなおばさん」
かつて美人だったおばさんも、ブスだったおばさんも関係なくもう「おばさん」でしかないわけだ。
それは美人おばさんに対しても自分に対しても大して扱いが変わらなくなっている状況を実際に自分の目で見て感じて「ああ、おばさんはおばさんでしかないんだな」と思ったのです。

要するに「おばさん」というカテゴリーに入ってしまった後だとそれが美人だろうがブスだろうがもはや関係ない、「おばさん」でしかない。それ以上でもそれ以下でもないのだ。
おばさんはおばさんであって、若い女性とは土俵が全く違うし、そもそも生物としての価値も違う。
フェーズが移ったという言い方の方が分かりやすいのかな。

若い女性の場合は「出産」がある。
自分の遺伝子を残すために色気を振りまいてよりハイレベルの雄を得る必要がある。
雄側も同じで、自分の遺伝子を残すために女性の色気に釣られる。
だから美人が「モテる」という現象が起こるのだろう。それはヒトの生存本能なのだから当たり前なのだ。

だけど、年齢的に出産が現実的ではなくなった女性の場合は性的魅力を振りまいて男性の性的欲求に訴える必要がなくなるというか、そんなことをしても意味がなくなる。
身体機能的に妊娠は出来ないし、だから出産もしないわけだから。
当然派手に情熱的に男性からアプローチを受ける機会は少なくなるだろう。男性側は性欲を動かされているわけではないのだから。

年齢を重ねた女性の人柄とか、人間性、知性や教養や品、そういった外見よりもパーソナリティに惹かれての好意ならば当然穏やかな、強引ではないアプローチになるだろうし、年齢を重ねた男女はそんな風にアプローチをしあって関係を築いていくのだろう。

で、こんな内容の話になると年齢を重ねた女性の一部は「そんな事ない！年なんか関係ないしいくつになったっていい女はモテるし情熱的に口説かれるし、性の対象になる！」「女を年齢で選ぶ男なんかクソ！」って喰ってかかってくるんだけど
そういう人もいるかもしれないけど、でもそれが生物が自然に辿る流れだと思うけどね。
だって妊娠が関係無くなれば性欲も関係なくなる。それは自然な事だと思うけどね。
それが悪い事だとは全く思わない。誰だって老けるし性的魅力というのは加齢と共に失われていくものだと思うから。
老いを受け入れられずに、現実を受け入れられずに若くて輝いていた頃の自分を追い求めている方がみじめだし人としての魅力が感じられない。
で、美人だった人の方がそういう傾向は強い。やはりどんなに美人でも楽しいのは若いうちだけだよ。だからその若さが残っている間に容姿とは関係ない価値を手に入れなければならない
時間だけは全ての人に平等だから。きっと人生で時間の浪費が一番損失なんだろうな・・・Time is money
美人でもブスでもそこだけは同じ。私ももっと時間を大切に使わなければならないな・・・

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