フラワーエッセンス
フラワーエッセンスは約80年前、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、スペイン風邪が大流行したころ、イギリスの医師であったエドワード・バッチ博士によって体系化されたものです。
バッチ博士は外科からキャリアをスタートさせた西洋医学のドクターです。自身が30歳の時にガンに侵されたという経験も踏まえ、どうして人は病気になるのか、一度治っても、なぜまた病気になってしまうのか、ということを深く追求していました。腸内細菌から7種類のワクチンをつくり、世界的にも認められていたバッチ博士でしたが、あるとき、その7種の腸内細菌の割合が、人の心理状態と深く関わっていることに気付いたそうです。
病気は病原菌などの物理的な要素だけではなく、心理面が関わっている。つまり、心の不調和にあると。
そこで、心を癒やすレメディ(処方箋)を自然界の野山の中に、植物に求めました。
以下『エドワード・バッチ著作集』より
「現在、恐怖心が病気の勢いを強めています。
… 人々の中に呼び起こされた恐怖が、かえって人を病にかかりやすくしています。
細菌のような微生物は、肉体的な病気に関係しているか、一部が誘因となっていることもあります。
しかし、科学的に、あるいは当然のこととして説明のつくような、真相の全てでは決してありません。
科学が物理的な根拠に基づいて説明し切れない要素があります。
それが、同じ感染の可能性を持ちながら、病に冒される人もいれば、冒されないで済む人もいる理由です。
唯物主義は、病の要因が物理的な次元を超えたところにあるのを見落としています。
どんな病であろうと、その要因こそが日常の暮らしの中で、人を病から守ったり、かかりやすくしているのです。
恐怖は、人の心を落ち込ませることで、物理的な体と、磁気的な体に不調和を引き起こし、病が入り込む隙を与えます。
細菌やそれに類する物質的な要素だけが、確かで唯一の病の原因であれば、それを恐がらないようにと言っても難しいかもしれません。
しかし、一番悪い伝染病でさえ、感染の危険にさらされた人の一部だけが病に冒されています。
… 病の本当の原因は人格にあり、それは自分で管理できるものです。
このことを理解するなら、人は、自分自身に病を治す手立てがあることを悟り、恐れず、勇敢に行動できるようになります。
そして、物理的な要素だけを病気の原因ととらえることで生まれる、あらゆる恐れを心から払いのけることができるのです。…」