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"リモート演劇"は可能性だと信じたい

2020.08.11 23:35

コロナウイルスが世界中に蔓延し、人と離れていることを強いられる昨今。


演劇という、"濃厚接触"を楽しむ表現にとっては

まさに氷河時代としかいいようがありません。


そんななか、新しい言葉と、表現のツールが生まれています。それが、"リモート演劇"です。


"リモート演劇"とは、zoomなどのミーティングツールやyoutubeなどの動画配信サービスを利用して、

創作した作品を映像化し、お客様に届ける演劇の様式を指します。


僕はこの"リモート演劇"にとても可能性が秘められていると感じています。


そもそも、"リモート演劇"という言葉自体、非常に矛盾していておもしろい言葉ですよね。


"リモート演劇"は、「集団的な共同体験」である演劇を、リモート(remote)して、つまり各々離れて鑑賞するもの、ということですからね。


集団でありながら個々で離れて、かつ同じ体験をする。

すてきですよね。


さらに、リモート演劇には、お手軽さという利点もあります。

どこでも、好きな場所で好きな事をしながら演劇がみれるのです。


ジョギングして音だけ聞いたり、パスタを茹でながらチラ見したり、友達とわいわいビール呑みながらでも大丈夫です。


やはり、本物の舞台となると、開演時間に間に合うように、決められた場所で、決められた態度で居ないといけません。それはかなり負担を観客に強いることになります。


"リモート演劇"によって演劇の敷居は下がり、門戸が大きく開かれることにつながるのではないか。


演劇という、ある種"重い"表現が、人々の生活に入り込み、より親しみやすい媒体になっていくのではないでしょうか。



演劇の発展につながる!!!?




しかし、、、ここまで書いて、ハタと手が止まりました。


ビール呑んだりパスタ作りながら観ることが、果たして「共同体験」に繋がるのだろうか?



同じストレスにさらされ、ときにはつまらない物をみせられても、


「何かある!」


と信じ、観続ける観客の集中力が、演劇を作り出しその場にいる人間すべてにとっての「共同体験」を生み出すのではないかと。



それが、演劇の醍醐味なのでは?


ある程度の観客のコミットメントを要求するのが、演劇なのだと気づいたのです。



姿勢を正し、正座してみてろ!

とは言えません。

個々人に、自由に振る舞いつつ楽しめるというのが

"リモート演劇"の良さだからです。



集団で同時に、同じ場所で観る事が、演劇の面白さを担保していたんですねぇ。


う〜〜〜ん

演劇って、面倒くさいっすね笑



しかし!しかししかし!!!!



"リモート演劇"は私たちに与えられたチャンスであることに変わりありません。


映像で観れる演劇、定点カメラで面白い

尚且つ「共同体験」が得られる"リモート演劇"を

なんとしてでも探しにいきましょう。



絶対にどこかに隠れているはずです。



新たな表現が生まれる場所に僕達は立っています。

確かな技術発展と、コロナ禍というアクシデントの上に。


この機を逃さないように、取り敢えず僕は"リモート演劇"を沢山観ようとおもいます。



面白い"リモート"があったら教えて下さい!!



これまで長々と文章を読んでくださってありがとうございました!



武士岡大吉