正しい指輪のサイズを選び 指の形タイプ別に紹介します
読者のみなさまは、ご自分の指輪のサイズを知っていますか?
こんにちは。
オーダーメイドリングの「itoaware -いとあはれ- 京都店」です。
当店にお越しになるお客様の多くが、ご自分の指の大きさをご存知ではありません。
私も以前まで自分の指のサイズを知りませんでした。
そのため私たちスタッフがリングゲージという道具でサイズを測るのですが、中にはどのようなサイズ感にすればいいのかわからず、迷われる方もいらっしゃいます。
そこで今回の記事では、指輪のサイズ選びの参考になる豆知識をご案内してみようと思います。
サイズの単位は『号』です。
指輪のサイズは『号』という単位が使われています。
通常は1〜30号まであり、数字が大きくなればなるほど、指輪のサイズも大きくなります。
「ぴったりサイズは10号だけど、ちょっと緩めが好きだから11号にしよう」みたいな使い方ですね。
では、「1号よりも小さな指輪は作れないの?」というと、問題ございません。
「P」という号よりも小さな単位があり、これは号とは逆に数字が多くなると、指輪のサイズが小さくなります。
「P1だとブカブカすぎるから、P2の指輪にしよう」という具合。
当店でも、特に小柄な女性のピンキーリング(小指用の指輪)を作る際や、小さなお子様の指輪を仕立てる場合はこの「P1〜5」のサイズを使うことがあります。
また、日本国内だとリングの号数は統一されていますが、海外になると話は変わってきます。
例えば日本の7号はアメリカだと4号に相当しますし、イギリスでは数字ではなくA〜Zのアルファベットで表されます。
普通ならほとんど気にすることはないでしょう。
しかし、日本で買った指輪を海外でサイズ直しする場合などは注意したほうがいいかもしれませんね。
理想のリングサイズを選ぶ3つのポイント
◆やや抜けにくい
指輪があまりにも簡単に抜けてしまうのはちょっと危険。
「指の第一関節でひっかかるかどうか」がポイントです。
指の軽く曲げた状態でリングを抜こうとしたとき、「関節に軽くひっかかり、少しクイクイッと動かせば外れる」というサイズ感が理想ですよ。
「抜けなくなったらどうしよう…」と怖くなって大きめのサイズを選ぶ方も中にはいらっしゃいますが、手をブラブラさせる程度で抜けてしまうようでは、紛失してしまうかもしりえません。
気をつけましょう。
ただ、指の形は人それぞれ。
特に女性のお客様は指がまっすぐな方が多いので「指の節にひっかかるかどうか」だけにこだわる必要はあまりないでしょう。
◆食い込まない
窮屈に感じない程度の大きさがよろしいでしょう。
「指とリングに隙間ができず、かと言って食い込みもしない」くらいががオススメです。
指のお肉がリングにのっかるようだと、付け心地が悪くなるだけでなく、見た目にも窮屈な印象を与えてしまいがち。
逆に、ちょうど良いサイズで指輪をシュッと付けこなせば、手元がスリムで綺麗に見えますよ。
◆本人の感覚
最後はやっぱり指輪を身につけるご本人の感覚です。
ご自分の感覚が何よりも大切!
どの号数にするかは、結局はお客様本人の好みによるところが大きいのです。
実際にリングゲージをはめた時の直感に従うのもアリですよ。
指の形は人それぞれ…男女差もあります
人の指の形は千差万別。
形によってはちょうど良いリングサイズや感じ方も変わってきます。
ですから、ご自分の指の特徴を知っておいたほうが良いでしょう。
細かく言うと10種類以上に分別できるのですが、それだとわかりにくいですよね?
なので、わかりやすいようザックリ3タイプに分けてみました。
◇まっすぐタイプ
指の先端から根本までまっすぐなシルエットで、節が目立たない指。
繊細でスリムな印象を与え、どのようなデザインのリングを付けても美しく見えることから、女性的なイメージのタイプですね。
ちなみに、指先専門のモデル、通称「手タレ」の方はほとんどがこのタイプです。
タイプの方は、指輪のサイズ選びに困ることは少ないでしょう。
しかし、あまりにも指がストレート過ぎると指輪がが関節でひっかからず、簡単に抜けてしまうことも。
◇しっかりタイプ
指の根本の肉付きが良く、第一関節よりも太くしっかりしているタイプです。
節にひっかけるというよりかは、指のお肉にはフィットさせるように合わせましょう。
このタイプの方はサイズ選びに少し苦労するかもしれません。
なぜなら、どんな人でも朝と夕方とで指が「むくむ」ものだからです。
指の節に引っかけられないので、しっかりと自分のむくみ加減を想像しながら選ぶのがオススメです。
◇ごつごつタイプ
指の関節が大きい指のことです。
男性のお客様は細い指でも太い指でも、ほとんどがこのタイプ。
そのため男性的なイメージがあるかもしれませんが、実は女性にも珍しくはないんですよ。
かくいう私のごつごつタイプの一人です。
第一関節のひっかかりが大きくなるぶん、指輪は抜けにくくなります。
その一方で、指の根本には隙間ができて、フィット感が悪くなりがち。
かと言って根本のフィット感でサイズを合わせると、指輪の付け外しにたいへん苦労するでしょう。
やはり基本通り、第一関節にひっかけるようにサイズ合わせをするのがオススメです。
当店ではお客様ひとりひとりに合わせてサイズをお測りし、指輪をお作りいたします。
どうぞご安心ください。
また、サイズ直しも無料で承っておりますよ〜。
最後までお読みいただきありがとうございました。
せっかくの思いのこもったオーダーメイドリング。
ちょうどよいサイズで、長く愛用したいものですね。
itoaware -いとあはれ- 京都店