今日の一冊 11
2020.08.13 11:00
『でんとうがつくまで』
加古里子 作 絵
福音館書店 1970年1月かがくのとも 発行
いろいろな媒体や講座開催場所で
当会はSDGs絵本リストを作成し
展示などを行なってきました。
こちらでは今までリストに掲載した絵本を
中心に SDGsのゴールと共に紹介ていこう
と思います。
本日はこちらです。
「暗くなってきたから 電気つけて…」
こんなやり取りは どこの家庭でもある
一場面です。
その時
「この電気はどこから来るの?」
と質問されたら なんと答えますか?
この絵本はその質問に
ちゃんと答えられるように説明して
くれます。
初出は1970年の「かがくのとも」と
いう雑誌です。
雑誌名のとおり 科学絵本雑誌だけあって
非常に分かりやすく
また工学博士でもあった かこさんの作品なので
子どもだましな部分は無く知識の絵本
と言えるでしょう。
今の発電方法とあまり変わりないように
思うので 今読んでも古さを感じません。
スイッチを押すだけで電灯がつく…
これも当たり前のことではなく
自然からの恵みに成り立っていたり
人間の技術を駆使していたり
するのです。
こちらの作品から
電気のつくり方やその電気(電力)について
考えてみてはいかがでしょうか?