取材されるプレスリリースの書き方
マスコミから取材を受ける。その意味を考えて書いてください。
記者が興味を持つのは「大きな記事の参考になる」プレスリリースです。
大きな記事になる要素は「時代が変化している」と感じる商品だったり、事業など。
あなたは当然、時代の求めに応じて何かを発信したいと思っているのですから、
ことさら「機能を強調しない」「便利さを訴えない」で、淡々と書いてください。
記者が書きたいのは「時代の変化」です。
機能や便利さを超えた大きな枠で書きたいのですから。
私は21年間、新聞記者やテレビ局デスクを経験しました。
プレスリリースを取材の参考にすることもありました。
その時の考えをここに書きます。
先ほど、「時代が変化している」と感じるプレスリリース、と書きました。
記者が大きな記事を書く場合、トップ記事を狙っているわけですから、
そのトップ記事に何が必要なのかを知っておくと良いでしょう。
トップ記事を構成するのは「3つの要素」です。
記事を3つの構成で書いていきます。
・Aがこういうことを始めた
・Bがこういうサービスで話題になっている
・Cが商品ターゲットの年齢層を下げた(あるいは上げた)
など、エピソードを3つ挙げて、トップ記事を構成します。
新聞記事をよく読んでください。そういう仕組みで書いていますから。
私はこれを「トップ記事3つの法則」と言い続けていますが…定着しないようです。(^-^)
さて、冗談はともかく、真面目に。
この3つのエピソードに入るようなプレスリリースを書いてください。
または、あなたが出したプレスリリースをきっかけに、
記者が他の2つのエピソードを探すようなアクションを起こさせるのです。
あなたが出したプレスリリースを起点にマスコミ報道され、
大勢の人々が賛同するように願っています。
メディアコンサルタント 荒川岳志