新潟市西区小針の「優しい」歯科 西原歯科クリニック

歯を壊す有害な力の存在は、3つの悪影響につながる。

2016.06.22 01:01

口腔の健康は、細菌のコントロールと力のコントロールに、他ならない。


細菌のコントロールは、すなわち う蝕の原因菌と歯周病原因菌。


力のコントロールは、咬む力のコントロールと咬む時間のコントロール。


今回は、力に焦点を当てます。



人は、一日どのくらい歯を使うか?調べた先生がいます。東京医科歯科大の木野先生です。


平均値は、17~18分という結果でした。


恐らく、これ以上使っている人は、リスクがあると言えます。


お口の中は、色んな癖があると書きました。

歯列接触癖もその1つです。


絶えず、食い縛りをしている人、コツコツ咬んでいる人は、要注意です。


硬い物が好きという方は、程ほどに、


割合、50代以降の方に多い傾向です。20代、以下は、反対に咬まなさすぎです。


咬み過ぎると…


1歯が割れる

2根が割れる

3歯がしみる



この3つです。


一番機能回復に難渋するのは、2の根が割れること。


硬い物を咬みすぎ、根が割れるとほぼ歯の保存は困難となります。


では、どうすれば?


1夜に装着するナイトガードを作り、装着する。

2噛みしめに気付く。

3噛みしめを防ぐ。

4噛みしめから歯を守る。


1は4と関係があります。


メンテナンスをしながら歯を守る重要性が理解出来たでしょうか?


17~18分を守り、可能ならば、ナイトガードを装着する。そして調整をしていく。


リスクを有する方には必要と考えています。