疎遠になった弟に仕事を頼みたいpart4・・姉弟関係
リーディングケースにご応募いただいたものです。
ermiさま 占日時2020/07/31
では、カードに示された彼女の姿勢;ポジション7;「戦車」と、占日時・・つまり仕事を頼む前の弟さんの状態や彼女への姿勢を顕すポジション8;「フールR」を比べてみましょう。
男性性の強い「戦車」は、女性が持つとなんでも過剰になってしまう傾向を持ってしまいます。リバース寄りの意味;『攻撃的』な状態が出てしまうことがよくあります。ですが、この場合、彼女の能力として示されたカード、ポジション9;「タワーR」を考慮しますと・・
「タワーR」は『誤解』『失言に拠る口論/対立』、人間関係で言葉の問題で誤解が生じてしまっているときによくでてくるカードです。彼女は、かつて弟さんと口論なり、その中で傷つき傷つけをしてしまった過去を埋められるのか、とても気にしておられますから、このカードが「戦車」の中和剤となって、ポジション1;「節制」の状態へとつながっている・・カードの繋がり方はそんなふうにみえます。
つまり、彼女は弟さんとの過去のいざこざを大変気にしているけれど、時間も経った今となっては、彼女自身の傷をも受容し、彼の状態や事情も受け入れる姿勢が整えられたのでしょう。
一方で、弟さんの姿/状態を示す「フールR」は、『前にも後にも進めない』状態を指します。もっとわかりやすく読み進めれば『(連絡はしたいけれどどうしていいかわからずに)オロオロする』また、この場合この象意は強烈過ぎますが、『拝金主義』という意味で経済的に少しなんとかしなければと焦る状態のときに顕されます。
彼もまた、彼女とこのまま音信不通でいいとは思ってはいないのです。ただ、どうコンタクトを取っていいかわからないのでしょう。経済的にもというか営業的にも、彼女の申し出は彼にとって嬉しいものでもある様子もここからみてとれます。
また、ヒアリングから、この問題以前に弟さんが長男でありながら彼女が施主となって亡くなったご両親の法事などを執り行ってきたという事情もあるそうです。そこに弟さんは連絡しても顔もみせなかったということでした。ここで、彼女の戦うカード、颯爽とするカード「戦車」と彼の(行きたい気持ちはあったけれど)行けずにきてしまったことを意味する「フールR」の対比なのだろうと思います。