Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Hana ノ Namae

赤?白? シロバナトウウチソウ

2021.10.11 13:34
(2021/7/31 八幡平大沼)

(2020/7/23 秋田駒ヶ岳)


白花唐打草(しろばなとううちそう)

バラ科ワレモコウ属/多年草


白い花の“唐打草(とううちそう)”で『白花唐打草(しろばなとううちそう)』。


“唐打草”の由来は、中国から渡来した「打紐」の色感と本種の花穂の印象が似ているためではないか(wikipediaより)とのこと。

確かに、手芸・着物の世界には「唐打ち紐」と呼ばれる打紐(組紐)があり、主に寺社仏閣の装飾品・装束や和装小物、お茶の道具などに使われている。

紐は花の芯部に、紐の先っぽの組みが解けて糸がモシャモシャになっているところが花糸に、それぞれ見立てることが出来る。

特に唐打紐には多色使いの打紐があるので、白と赤の格子柄の唐打紐は、この花と色合いも同じように見えるだろう。


花糸の先や花全体が赤みがかっているように見えるものもあるが、それでもあくまで赤っぽいシロバナトウウチソウ。

同じバラ科ワレモコウ属の仲間の“ナガボノワレモコウ(長穂の吾亦紅)”↓にも似ているが、シロバナ〜の花穂は直立気味で高原や高山の湿地に生え、花糸もびっしりと生え揃っていることが多いが、ナガボノ〜は花穂が横に傾いでいることが多く平野部の湿地にも生え、花糸は先端部等にパヤパヤとなっていることが多い。