メキシコ人の特殊能力? part2
さてさて、前回の「世界でメキシコ人のみが持つ22の能力」の続きです。今回は後編、12番からですね。
12.見えない石で犬を追い払うことができる。
“アラームも棒も笛も、犬小屋なんて余計に必要ない。石を拾うふりをするだけで、凶暴な犬でも
怖がって逃げていく。誰が考え付いたのかは知らないが、世代を超えて危険から私たちを守って
くれている。”
これは初めて聞きました(笑) 石を本当に投げないだけ優しいですね。メキシコしかり、発展途上国と言われる国では、野良犬は狂犬病を持っている可能性が高いし、メキシコの野良犬は日本より気性が激しい気がします。海外では野良動物に気を付けましょう。
13.膝の痛みで雨が降るかわかる。
“私たちの国では天気予報は必要ない、外れるからな。外れないのが何か知っているかい? 誰かが
(高齢者だと尚良し)膝の痛みを感じたら、それで雨が降るかどうかわかる。テクノロジーが何だ
っていうんだ。”
日本ではよく「雨のにおいがする」と言いますね。土とかアスファルトが湿ったような匂いですね。メキシコでもこの雨の匂いはあると聞きました。それに加えて膝の痛みもあるのですね。知りませんでした。
14.頭にものすごく力をいれて、押されてもケーキに顔面ダイブしないようにする。
“簡単なことではない。首、肩、頭にものすごい力がいる。でもまぁ、心の準備である。大の大人
が3人がかりで子どもをケーキに押し付けようとして失敗している光景を見るのは実に面白い(笑)”
メキシコでは誕生日ケーキが登場し、一通り歌をうたった後に「moldida(モルディーダ)」と言ってケーキに直接かぶりつく風習があります。しかし、そこはメキシコなので大人しくかぶりつかせくれる訳がありません(笑) たいてい誰かが思いっきり押してきます。会社でもやります(笑) 上司であろうとお構いなしです(笑) ただ食べ物を粗末にするからとの理由で顔面ダイブが禁止になった会社もあります。また顔面ダイブ用とみんなで食べる用のケーキに分ける、最初に切り分けて、切り分けたものに顔面ダイブする等の方法もあります。最近は食べ物を粗末にするべきではないという考えが広まっているので、思いっきり顔面を押し付けられることも少ないでしょう。(押し付けられることは押し付けられる。笑)
15.公共交通機関で立ったまま寝る。
“私たちは人生でたくさんの時間をバスや地下鉄内で過ごしてきており、それを身体は知ってい
る。メキシコ人は公共交通機関でただ立った寝るだけではない、ちゃんと休むし、いい夢を見る
し、コケることは無いし、目的地に来たらちゃんと起きるのだ。”
手先は不器用なメキシコ人だけど、こういうことは器用なんですね。私はあまり公共交通機関で寝ている人を見たことはありませんが、もしかしたら気づいてないかもしれないだけですね。ただ、運転がものすごく荒いバスの中で立ったまま寝るとはメキシコ人も中々の強者ですね。
16.風邪はテキーラで治す。
“この飲み物は世界的に有名であるが、メキシコでのみ、今まで聞いたことない特徴がある。他の
人たちはテキーラショットに飽きているかもしれないが、メキシコ人は医者にかからなくて良く
なる方法を実践している。簡単で、早くて楽しい方法だ。”
これはその通りですね。コロナウイルスが流行り始めた時も「テキーラで体内まで消毒しないとな!!」なんて言って笑いあっていました。またメキシコでは「風邪の引き始めにはコカ・コーラ」という民間療法もあります。この場合は赤ラベルの普通のコーラでないといけません。
17.音楽ガンガンのパーティの真っただ中で子どもの頃から寝る。
“世界中では子どもがパーティの最中に眠くなったらどうしているの? 確実に泣いて家に帰ろうと
言い続けるし、怒って泣きわめいてしまう。メキシコ人の子どもたちは、椅子をいくつか持って
きて毛布をお父さんのジャケットを毛布代わりにして、何もないかのように寝る。まさに『Paso
del gigante(歌の名前)』も光もDJの挨拶も彼の夢の世界を邪魔することができない。”
メキシコのパーティは夜遅くまで続きます。子どもがいてもいつもより遅くまで残っています。子どもが眠くなるのは自然で、その時は親はちゃんと寝かせます。無理やり起こし続けることはしません。どうやって寝かせるのかと言うと、もう説明しましたね。
18.なんでもタコスにしちゃう。
“タコスはメキシコ以外でも知られていると思っているが根付いてはいない。他の国では虫のタコ
ス、麺類のタコス、ハンバーガーのタコス、塩タコス、生クリームのタコスがあるのかい? ある
はずがない。メキシコでは基本的にトルティージャで巻かれたものは何でもタコスなのだ。”
タコスの定義はトルティージャで何かを巻くことなのでこれは説明にある通りです。メキシコではトルティージャが毎食付いてくるので、おかずを巻けばそれはもうタコスです。また、タコスに種類は無限にありトルティージャの形や種類、具材、調理法、地方等、様々な要素によって呼び名が違ってきます。
タコスの分類表のようなものを載せましたが、これでもほんの一部です。タコスの種類はわけわからんくらい多いです。
19.ことわざをよく使う。
“『たくさん抱え込むと、力が入らない。』『-それは正しい。飛んでいる100羽の鳥よりも手の
中の1羽の方が価値がある』わかったかい?わかったならメキシコ人だよ。”
これだけの会話にことわざが2つ出てきています。ことわざは直訳してみました。外国語のことわざを日本語に訳しても意味は分かりにくいですよね。意味が知りたい人はコメントを残してください(笑)
20.白い服を汚さないでモーレを食べる。
“モーレは料理の中でも食べるのがすごく難しい料理である。しかしそれでも、長年の実践経験か
らその時の準備はできているので、メキシコ人は白い服で、前かけもなしで食べようとするの
だ。”
モーレと言うのは記事の写真にあるような料理です。茶色いソースはカカオソースです。メキシコを代表する料理で、私の大好きな料理でもあります。モーレに限らずメキシコ料理はサルサ(ソース)をよく使うので、自然と食べ方がうまくなっていくのでしょう。
21.タコスに用レモンの果汁があるかどうか見ただけでわかる。
“これも獲得していく能力の一つである。タコスに精通している人(もちろんメキシコ人、メキシ
コ人でないならどこの人だい?) は100個のレモンが入ったトレイの中から一番果汁のあるレモン
を見つけ出すことができる。経験なのか、血がそうさせるのか(笑)”
タコスをはじめ、メキシコ料理にはレモンをかけて食べる物があります。しかしながら、たまにレモン汁が一切出てこないレモンがあるのです(笑) 通常カットされた状態でトレイにあるのですが、1個だけしか取らなくて、そのレモンに当たってしまった時は悲劇以外の何物でもないです(笑)
22.飛んでくるサンダルをかわす。
“メキシコのおばちゃんたちがサンダルを武器に使うのは普通であり、事実である。サンダルを使
いこなす能力があるように、私たちは、子どもの頃からどんなアスリートにも匹敵する動きでサ
ンダルのかわし方を会得していく。”
これはメキシコで生きている限り避けることのできない戦いでしょう。私たち外国人にサンダルが飛んでくることは、まずないと思いますが、流れ弾にも気を付けましょう(笑)
どうでしたか?メキシコ人の特殊能力は以上です。
実際にいくつかをメキシコ人に話してみましたが、納得していました(笑)私はこの能力を取得してメキシコ人化を目指そうと思います(笑)
ではまた、会いましょう。