8月の位置づけと週15時間
5月から本格化した試合シーズンは7月の海の日の3連休で一旦終結。残暑がまだ色濃く残る9月の初旬から各地でレースが再開され、11月中旬までまたレースを転戦する日々。そう分割をすると、8月は全トレイルランナーにとって、非常に大切な1ヶ月で「前半戦の課題を潰す」「後半戦に向けての準備」など、競技レベル(目的)や参戦するカテゴリでやる”内容に違い”はあれど、”重要度”は変わらない、はず。
夏を制する者は、山を制す。
と言っても過言じゃないと身を持って感じており、19年シーズンは4月のKOREA50k@韓国でいきなり6位に入って波に乗るかと思いきや、その後の4連戦は失速。ただ、7月の富士山登頂や8月のトレーニングを気持ち新たに取り組み、京都65kmで3位、そのままUTGJ100km@韓国で5位でキャリアハイの成績を叩き出す。ついでに、勢い余って靭帯断裂。笑
◯週15時間という目標設定
術後3ヶ月を越え、7月から始まったトレーニング期。ジョギングもOKが出たから意気揚々と走ってやろうと思ったが、今年の梅雨は長く全く走れず(=走っても良いけど、コケたらだめ。滑ってこけそうなので雨の日はNG)。気持ちを切り替えて、梅雨が明けた8月から本格的なトレーニング期を迎えました。
走ってもOKと言っても、”平地のジョギング”がまだ限界。本格的に走れるのは、術後・半年を超える10月以降。走行距離、もしくは累積獲得標高、心拍数起点のTSS(Training Stress Score)などをKPIに設定することが多いトレイル業界の中で、今年の夏の目標設定は「時間」。時間にした理由はシンプルで、半年間なまった「アスリートとしてのトレーニングルーティン」を思い出すため。
ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)に潜む「スピード・トラップ」って?STRAVAのビッグデータと国内外エリートランナーが明かす最高の1日のためのヒント | DogsorCaravan トレイル
せっかくなので、ストラバで強い選手のトレーニング傾向をネゴサーチしまくったり、いろんな記事を参考にしてみたりで、出てきた数字が"15時間/週"。週は「24時間×7日=168時間」だから余裕じゃん!って思ったら、これが結構難しくて、家族や仕事の時間はもとより、なんだかんだで時間はすぐに過ぎてしまう。また、+αでリカバリーの時間や睡眠もしっかり取らないと、トレーニングの集中度が下がって、そもそもの意味をなさなくなる。
そんな中、見つけた有名な方の東洋経済の記事。
特に刺さったのは”最高の明日を迎える準備を今日できているか?”
今のKPIに当てはめると、なんだかんだ以下の小学生でもできる打ち手。
①早寝早起きをする
②明日の準備は寝る前に済ませる
③だらだらしない。シャキシャキする。
この3つができてるか?ちゃんと振り返りながら目標を完遂したい。
◯今後に向けてのまとめ
あくまでも時間は時間。15時間という時間はまずMUSTで生活の中でコントロールをし、ルーティン化へ。今後怪我が治ってきて際に、2021年の試合から逆算して、トレーニングのポートフォリオを変えて、戦場というお祭りへと帰る準備を日常生活から着々と準備していきたい。