維仁茶坊的 緑豆湯(リュートウタン:緑豆ぜんざい)の作り方
昔ながらの台湾スイーツって、初めて食べるとどれも
「味、薄っ!」と思うのではないかと思います。
ガツンと来る甘みではなく、
淡〜い甘さと素材の持つ香りがメインなんですよね。
前回の薑汁地瓜湯もそうですが、生姜であったり黒糖であったり
きっと、薬膳につながるものもあるのではないかと思います。
今回は、そんな淡い系の代表
「緑豆湯」です。・・・写真ではコントラストがわかるように小さな白玉を入れてみました。
緑豆には身体を冷やす効果や利尿作用もあるので
暑い日に食べると身体がスッキリしますよ〜
材料は、緑豆です。
スーパーなどでも見かけるようになってきましたね。
では材料です。
【材料】
緑豆 100g
水 600ml・・・汁気を多くするときには後から更に300ml足します
てんさい糖 40g ・・・淡い甘さになります。無ければ白砂糖でOK
塩 ひとつまみ
・・・・・めちゃくちゃシンプル。
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作ったけど甘みが『少ないですねぇ〜』とのお声をいただきました。
かなり淡い仕上がりなので
甘めないわゆる『おぜんざい』や餡子の仕立てにする場合
てんさい糖にグラニュー糖や氷砂糖を加えて
緑豆 100gに対して70〜80gの糖を加えると良いかと思います。
・・・豆花のシロップとしても使えますよ。
【作り方】
まずは緑豆の下準備です。
ボウルに豆いれて水洗いをします。
水の中で手と手を擦り合わせるようにして優しく豆を洗います。
こんな感じで水が濁るので、2〜3回水を替えて、水が濁らなくなるまで洗いましょう。
その後、きれいな水に1時間ほど浸しておきます。
浸水後、水を切ったら鍋に移し、分量の水を入れます。
中火にかけ、沸騰してきたら蓋をして
弱火で25〜30分ほど、優しく煮て下さい。
煮終わったら、火を消して蓋をしたまま30分蒸らします。
すると、ふっくらと水を含んで、自然と割れて花が咲いた状態になります。
ここにひとつまみの塩と分量の砂糖を少しずつ加えながら火にかけます。
粒あんの要領で使う場合にはこのまま少し煮詰めます。
甘みが強いのをお好みの場合、この段階で甘みを増量するなどして調節してください。
今回はぜんざい風にするので、更にお湯を100~300ml 加えて好みの汁気具合にします。
軽く煮立たせて完成です。
温かいものに白玉を入れても美味しいですし、
キンキンに冷やしても美味しいですよ。
ぜひお試しを。
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0を1にすることを目指すお茶屋が、
皆さんにとっての台湾経験を0から1に変えることができるきっかけになれば幸いです。 店主敬白