蓮の写経
https://ameblo.jp/tabi-no-cafe/entry-12289831080.html 【京都 法住寺 蓮の写経】より
いつもお越し下さり、有難うございます 法住寺は、京都市東山区にある天台宗のお寺です。平安時代中期に藤原為光によって創設され、平安末期に後白河法皇が院御所「法住寺殿」を造営して栄えました。元禄期には大石内蔵助が参拝したと伝えられ、その縁で四十七士木造が寺内に安置されているなど、忠臣蔵縁お寺としても知られています。
場所は三十三間堂の向かい、京阪電車「七条駅」から歩いておよそ7~8分です。
去年、こちらで人生初の写経をさせて頂きました。その時は散々な出来だったのですが(笑)、今年も!と思い立ち、ご先祖様供養の為、先日行ってきました。
今回は、有り難いことに、「蓮蓮の写経」を体験させて頂く事ができました
雨上がりの境内。蓮の葉にしずくが溜まってきらきらしています。この玉水水滴をスプーン一杯頂き、墨を硯でするのです。
なんだか素敵~こういうイベント感って大好き。気分が上がりまくりです(笑)
玉水を入れた器を係りの人に預け、まずは御本堂の外陣に上がりお参りしました。
こちらの御本尊は不動明王で、「身代わり不動尊像」とも呼ばれています。
後白河法皇がお住まいだった法住寺殿が、木曾義仲の焼き討ち炎に合った時のこと。
義仲の放った矢矢が当時の天台座主に当たり、天台座主のおかげで法皇が難を逃れたことから「身代わり不動尊像」と呼ばれることになったといいます。
お不動様太陽は内陣に安置されており、外陣からは格子越しにお姿を垣間見る事ができます
私が手を合わせると、ちょうど御祈祷が始まるところで男性が一人、ご住職様と共に内陣へ入ってゆかれました
写経は係りの人の案内で、阿弥陀堂へ移動して行います。お堂正面には親鸞上人作の阿弥陀如来像太陽が祀られてあり、写経を始める前にお線香線香をあげ、手を合わせて心の中でいろいろお話をさせて頂きました。
この一年間、あちこちの神社・お寺へ足を運び、たくさんの神仏にお会いしてきた事
様々な大切な気付きを頂いたこと 心の変化 ご先祖様への想い 感謝のきもち等々、一生懸命にお伝えしました。そして最後に、「想いを込めて写経を仕上げたいです。どうか足が痺れませんように。集中できますように。」とサポートをお願いしました。美しい庭園虹に向かって座り、一心に墨をすっていると、ご住職様の力強い読経が聞こえてきました。とてもハリのある良いお声です。
お寺にいるんだな、という実感と共に、心が次第に穏やかな境地に包まれてゆきましたしあわせこういう時間って、ホントいいですね~
こちらでさせて頂く写経は、般若心経です。
用紙の下に敷かれたお手本を、筆でなぞっていくようになっています。(お手本は持ち帰れるので、家で写経をすることができます)
毛筆に不慣れで上手くはできない分、丁寧に 心を込めて 書き進めました。時折涼やかな風風が吹いて、優しく頬や腕を撫でてゆきます。心地よい、ゆったりとした時が流れる中、集中して一気に仕上げる事ができました。小一時間程正座をしていましたが、足の痺れも全くなかったです。奇跡だと思いました。私は正座が苦手で、10分が限界なのです!!
去年は足が痛くなって何度も中断し、四苦八苦しながらあせる一時間以上かけてようやくフィニッシュしたのでした。仏様のサポートはすごいのですね。文字は相変わらずガタガタでしたが・・・
完成した時、心は不思議と晴れ晴れ太陽としていました。
ご先祖様の幸せを願い、ありったけの愛きらきらと感謝とパワーを込めた写経ですが、私の方が愛とパワーを受取らせて頂いたような、清々しい感覚が残りました。
阿弥陀堂での写経は大変豊かな時間となりましたが、ひとつ注意点があります。
(ガラス戸が開け放たれていたので)お庭から蚊達が飛んできました。
私は幸い仏様のご加護キラキラ04で無事でしたが、お隣の方が沢山噛まれ大変そうでした
「この蚊蚊、普通の蚊じゃない!」とバトっておられたので、相当強烈なヤツみたいです。
あちこち痒いと、気が散って写経どころではありません 蚊取り線香蚊取り線香は置いて下さいますが、念のため何か対策をしていった方がいいかもしれないです。
受付で納経した後は、ご住職様がたてて下さったお抹茶ほかほかとお菓子を頂きました。
写経は翌朝のお勤めの際、お焚き上げ炎して下さるそうです。有り難いです。
お花。蓮の写経でもれなく頂ける限定御朱印
(御本尊・身代わり不動尊)
蓮の絵蓮が素敵です。こんな色彩美しい御朱印があるのですね。感激しました。
今回、写経も含めとても素敵な体験をさせて頂きました。
当尾の里でもそうでしたが、仏様の慈悲にすっぽり包まれ、より一層仏様がお側に感じられ、幸せなきもちで満たされました ただただ、有り難さで胸がいっぱいです。
法住寺の仏様方はお優しいので私は大好きです。これからも毎年、こちらで写経をさせて頂きたいなぁと思いました。
蓮の写経は、6/1~梅雨明け(もしくは、蓮の状態を見て7月いっぱい)までとなっています。通常の写経は年間通じて随時受け付けておられます。
ご興味のある方は、詳細がお寺のHPにありますので、ぜひチェックなさってみて下さい。
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本日も最後までお付き合い下さり、有難うございました。