書評48回目　ado-その14《コンカツ！》桔梗楓

内容としては

契約社員の琴莉は契約を切られることに…

契約が終わる前に、結婚を約束してくれそうな男をつかまえければ！と婚活イベントへ！

そこで出会ったのは性格最悪、でもイケメンな年収二千万の男。

なんやかんやあって、そのイケメン成海の妻になるためにテストを受けることになるんですが、

よくあるドタバタなお話です。

でも仕事や恋愛について考えさせられる場面がいくつかでてきます。

契約社員だし、玉の輿にのってセレブ生活に憧れている主人公なので、仕事に対してあまり真面目ではありません。

だけど成海や会社の人たち元同僚などと話すうちにこれじゃいけないって思い始めるんです。

誰でもできる仕事でも心の持ちようで、やりがいは変わる。

もちろん主人公一人で頑張っても周りが認めてくれなければダメなんですけど、周りの人もいい感じなんですよね。

恋愛もどうすれば幸せなのか。

何も言わず優しくて甘やかしてくれる人。

そんな人がいてくれれば嬉しいけど、やっぱりそれだけじゃダメで、厳しさも必要だということ。

タイトルや表紙から軽い感じかと思ったんですが、いろいろ考えさせられる小説でした。

読んだ後、仕事も恋愛も頑張ろう！と元気をもらえます。

こんな風に言い合える相手と私も出会いたい！！(笑)