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シュタイナー教育について 〜その1〜

2020.08.19 01:59

 "シュタイナー教育入門" の連続講義が終わりました


以前に受講した「シュタイナー教育×インテグラル理論」と言う私的にはよだれものの講座を拝聴した際に、一目ですっかり今井先生のファンになってしまい(^◇^;)受講を決めたのですが、毎回受けるたびに今井先生のお人柄に益々魅了されて行く時間となりました


そして、そんな今井先生のお人柄も去ることながら、この連続講座で学んだシュタイナー教育の教育理念の素晴らしさに毎回すっかり虜になってしまった私です


まだまだ誰かに伝える程に理解している訳では全く無いのですが

(シュタイナーの奥深さ、扱う領域の幅の広さは本当に他に類を見ないと今井先生もおっしゃっていました)

そのエッセンスと言うか人間や子ども達への眼差しなどを私なりの解釈で少し忘備録として書いてみたいと思います



まずは教育目的


【まことの生きる力の育成】


「一人一人の子ども達がそもそも持っている独自の素質=種 をしっかりと教育者が理解し、それが健全に育つよう見守り、育み、花開かせることを目的としているそうです」

(私的意訳)



その為に子ども達を 「霊魂体」と呼ばれる3つの領域から捉え、それらがバランスする様な教育メソッドが取り入れられています



○まず「霊」とは人間の持つ神性とも言えるような高次な領域の精神性を指すそうです(シュタイナー的には真善美)


○次に「魂」は主に人間のもつ感性や感情、いわゆる心と呼ばれる領域を指します


○最後に「体」はそのまま肉体を指します

この体は人間の意志により動かされるので、意志の領域とも言えるそう



心だけでも体だけでもなく高次の精神性を携えているのが私達人間だと捉え、それらを健全に育てると言う意図のメソッドが体系化されています





先ずは有名な7年周期の発達段階です


①0〜7歳 この間は体を作る時期だそう

体と一言で言うと大雑把な捉え方になりそうですが、脳の形、骨の形、臓器の形、諸々の諸器官がこの間に決まるとされています

"健全な精神は健全な肉体に宿る"と言い、その中でもこの期間は"手・足"が非常に目覚めているのだそう

手と足は意志によって動かすものなので

「意志の教育の時期」とも呼ばれています


この時期は「世界は善である」と信じ大人を信頼しきっているので、叱らない方が良く(理解できないので意味がない)

押し付けない、邪魔しない 事が大切なのだそう



次に


②7〜14歳 この時期は感性や感情を育てる時期と捉え、日本では小学1年〜中学2年に当たりますが、知的教育はまだ重視しません

心が育たないうちに知識のみを植え付けることの弊害に配慮しています


そしてさらにこの間を3つに分けます


・7〜9歳4ヶ月 

 まではそれ以前の幼児教育からの移行期に当たるので、物作りや音楽やリトミックなど手足を使うカリキュラムがふんだんに盛り込まれていたり、また、外国語教育が始まります


シュタイナーでは母語以外の2ヶ国語の外国語をこの時期から学び始めます

(この時期から9歳までに外国語を取り入れることで、母語に近い形での習得が可能だと考えられています)


・9歳4ヶ月〜11歳8ヶ月

"9歳の危機"とよばれ、今まで自己同一化していた親との心理的な離別が始まります

この間をサポートすると言う目的で、シュタイナー教育では子ども達自身で"自分達の家作り"をします 居心地の良い自分だけの家を作ることで、親との心理的分離から起こる孤独感をサポートするのです


・11歳8ヶ月〜14歳

次の期間(14〜21歳)で培われる"科学的思考力"の準備期間と捉えられています まだこの時期には抽象度の高い思考力はなく、身近で具体的な事柄についての思考力が育つ期間なので、身の回りにある動物(理科)や郷土学(社会)などの授業から始まります



③14〜21歳

知的教育、自立した科学的、論理的思考力の発達期間です

またこの間は、大人に対する畏敬の念が成長の為に重要とされていて、子ども達が自然とその様な想いを持てる人格者である大人が彼らを導いて行くことが大切だと言われています

(罰や威嚇によって無理に従わせるのではないのですね)



シュタイナーは教育芸術とも呼ばれ、〜14歳までのカリキュラムにはふんだんに芸術が用いられ、国語や算数と並び芸術(オイリュトミー)が必須科目となっています



何故ならその期間は心・感情や感性を養う時期で、芸術はそこに触れ、その部分を育てるからです



今の教育は知識のみを詰め込んでテストの点でその人の記憶力や理解力を測るのみになってしまい、それらの優越に寄る優越感や劣等感や競争意識を養うことが促されがちです


それでは人間の持つ『意志・感情・思考』のバランスを取ることが難しくなり、テストの点では見えない、その子の顕在化していない特質や能力や個性を知る事が難しくなります


そんな理由からシュタイナーではテストがなく、通知表は数字でなく文章で書かれるのだそうです





このように、人間の発達段階を細かく理解して、その期間をサポートしながらその子たち自身が持つ様々な個性や能力を最大限発揮して自主的な人生を送れるようなカリキュラムが体系化されています



この他にも

○担任とクラスは8年持ち上がり

○教科書無し

○1コマ110分の短期集中授業(エポック授業)


などなど色々な特徴がありますが、全てが子ども達の発達段階に応じたそれぞれの意味合いがあってのものです



ここまで細かく人間を観察して組み立てられている事に感服すると共に、この教育思想のエッセンスが現行の教育にも浸透していけば良いなと思いました



…と同時に自分の子育てと子ども達への眼差しを振り返る機会にもなりました




まだまだ面白い特徴はたくさんあるので、もしかしたら〜その2〜を書くかもしれません

(書かないかもしれませんが…笑m(_ _)m)