AppleとGoogleの手数料30%にEpicGamesが訴訟
2020.08.18 19:12
スマートフォン用ゲーム「フォートナイト」を提供するエピックが、アップルとグーグルに対してアプリ内課金の手数料3割に独占禁止法の適用を訴えた
事の経緯は、エピックがフォートナイト内でアップルとグーグルを通さない独自の課金システムを適用し、両者を挑発
両者はフォートナイトをストアから削除に至る
すると、エピックは手数料3割は独占禁止法に当たると訴訟を起こした
この件の面白いところは、エピックは勝っても負けても利を得られる事である
巨大企業との訴訟のための数十億ドルの資金など用意できな中小企業やクリエイターにとって、エピックはまさに旗頭であり、多くの支持が集まることは容易に想像できる
また、エピックが提供するUnreal Engineは様々なゲーム、NASAの宇宙飛行士訓練、映画やテーマパークなど、多岐にわたって利用されるビデオゲームエンジンとなっており、支持基盤は確固たるものである
さらに、1984年にアップルが公開したIBMなどのIT界の巨大企業に挑戦した動画をパロディ化して、リンゴ型のキャラを悪役に仕立てる事で、立場の逆転を演出している
この騒動はゲーム開発業界へ一石を投じる事案であり、GAFAといった巨大企業の牙城の一端を崩す可能性も秘めた、目が離せない事件である