郷土料理の日 第6弾 大阪府編
毎月恒例となった郷土料理の日、今回は大阪府編です。
大阪は”食い倒れの街”と言われるほど美味しい食べ物がたくさんあることで有名ですが、その中からかけはしではお好み焼きと小田巻蒸しを提供しました。
大阪の観光地紹介として夜の繁華街、通天閣、大阪城の写真を印刷したランチョンマットとともに味わって頂きました。
今では身近な食べ物となっているお好み焼きですが、その起源は安土桃山時代に千利休がよく食していた、小麦粉を水で溶いて薄く焼いた物に味噌や砂糖を塗った「麩の焼き」という和菓子であるといわれています。
時代に合わせて手に入りやすく安価な食材を使いお腹を満たせるようにと今のお好み焼きの形になったようです。
今回はキャベツ、豚肉が入ったお好み焼きにソースなどをかけ、最後にかつお節を踊らせました。
嚥下機能が低下し特別な配慮が必要なミキサー食(写真上)、ソフト食(写真下)の方にもなるべく変わらない見た目でお好み焼きを楽しんでいただけるように調理師さんに工夫してもらいました。
かけはしでお好み焼きをメイン料理として提供するのは初めてだったので少し心配でしたが、皆さんからは「ふわふわしていて美味しかった」「お好み焼き好きだから嬉しかった」などの感想が頂けました。
小田巻蒸しはうどんが入った茶碗蒸しで、大阪府の船場等で冠婚葬祭には欠かせないものとしてよく食べられていたそうです。
渦を巻くうどんが麻糸を玉にした苧環(おだまき)に似ていることからその名が付いたといわれています。
初めて食べたという方がほとんどでしたが、「変わっているけど美味しい」「大阪の人はこんな風に食べているんだね」などの感想が聞かれました。
今回で第6弾となる郷土料理の日ですが、利用者さんやスタッフから「次はどこの何が出るの?」などと声をかけて頂けることが増えてきました。
皆さんに喜んで頂けるよう各地の郷土料理情報の収集に勤しんでおります。
次回の郷土料理の日は9月に岡山県の蒜山(ひるぜん)おこわなどを提供する予定です。
Posted by ぱっつんRD