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旧揖斐川橋梁

2012.09.03 02:26

<旧揖斐川橋梁>

 国指定重要文化財 「旧揖斐川橋梁は橋長三二五・一メートル、ピン結合構造を持つ二百フィートの錬鉄製五連ダブルワートランス橋梁です。東海道線の岐阜~大垣間の建設に伴って揖斐川を渡河するために架設され、明治二十年に供用開始されました。英国人鉄道技師ボーナルが設計し、英国のザ・パテント・シャフト・アンド・アクスルトゥリー社で製造されました。明治四十一年の複線化に伴い廃止された後に道路橋に転用され、昭和六十三年に大垣市へ移管されました。現在でもほぼ当時の原型を保っており、地元の生活道路として親しまれています。日本で最初に完成した幹線鉄道である東海道線において、最も高度な技術を駆使して建設された大規模トラス橋の一つで、かつ唯一原位置に現存する遺構として大変貴重なものです。」 大垣市教育委員会

 大垣市新開町あたり、国道21号の揖斐川に架かる橋からも鉄道橋に隠れてかすかにみえます。揖斐川沿いの県道261号を通ったことがあれば、誰もが目にする橋です。ただ、誰もが文化財とは知らないでしょう。車での通行はできませんが、一度は渡ってみる価値はありそうです。