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矢口あやは | 仕事まとめ

【仕事】ヒットメーカーが嫉妬したビジネス書(朝日新聞)

2020.08.20 03:21

【お仕事】世界中の本の中からヒットしそうな原石を見つけ出し、翻訳権を勝ちとり、翻訳に半年〜1年をかけつつ、それでも世間より半歩リードした状態で世に出す! という能力者バトルみたいな世界に生きる翻訳本編集者にお話をうかがいました。

個人的に面白かったのは、これからやってくる時代の未来予測です。

今はコロナの影響で、働き方や暮らし方が大きく変わりつつあるタイミング。「何のために働いているのか」「なぜこの人たちと一緒に働くのか」「いかに幸せに生きるか」というテーマはまだまだこれから盛り上がりそうな気がします。
 一方で、この数年は倫理や哲学のプレゼンスの高まりも強く感じます。たとえば昨年末に日本でも刊行された『LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ』(マックス・テグマーク)は、人間の知能をはるかにしのぐ超知能AIが登場した後の世界を考察した話題の書ですが、テクノロジーの発展が我々の常識を塗り替え、生き方をアップデートしていく過程で、哲学や倫理の問題が問われるようになっています。
今や時の人と言ってもいいドイツの哲学者マルクス・ガブリエルによると、多くの人が、哲学者にAIのリスク評価を頼むようになっているとか。彼は、すべての企業が倫理学者を雇うべきだとも言っています。