ワシントンDCで独立記念日を楽しむ
明日は独立記念日（Fourth of July / Independence Day）です。
独立記念日の背景や詳しい情報は，アメリカ大使館が運営するAmerican Center Japanというサイトで学ぶのがおすすめ↓
https://americancenterjapan.com/aboutusa/monthly-topics/1981/
（アメリカの歴史や政治について，日本人に分かりやすく発信してくれているサイトです）
以下一部抜粋すると
“独立記念日を７月４日に祝うのは、その日に英国からの独立が正式に宣言されたからである。1776年７月８日には、独立宣言が初めて公に読み上げられ、市民はこれを祝った。鐘が鳴り、楽団が音楽を奏で、船は祝砲を撃ち、人々はろうそくをともし、花火を上げた。”
“独立宣言の署名者の一人で、米国の第２代大統領となったジョン・アダムズは、妻への手紙に次のように書いている。「私は（中略）この日が今後何世代にもわたって、偉大な記念の祭典として祝福されると信じている（後略）。華やかな儀式とパレード、ショー、ゲーム、スポーツ、祝砲、鐘、かがり火、そしてイルミネーションで、この大陸の端から端まで各地で祝福されるべきだ（後略）。」”
独立記念日エピソードはボストンやフィラデルフィアの地が舞台となっていますが，ここワシントンDCも無関係ではありません。
国立公文書館には実際の独立宣言書がおさめられており，野球の親善試合やパレード，音楽，花火のイベントで壮大に祝われます。
2020年は多くのイベントが中止となっていますが，開催されるものや放送されるものもあります！テレビ放送を見るならまだ遅くありません，Check it out！
① July 4th with the National Archives
DCのイベントは独立宣言書が展示されている国立公文書館で始まります。Constitution Avenue沿いの大階段前で朝9時からバンド演奏，続いて米軍歩兵の国歌やドラム隊パフォーマンス，独立宣言の朗読劇などが行われるReading Celemonyが行われます。
公文書館の中では1日を通して歴史上の人物とディスカッション！等の教育プログラムが企画されています。
※2020年はオンラインで実施。ディスカッションへの参加には事前登録必須。Reading Celemonyは16時から配信予定（どのような形式での配信となるか不明）。
② National Independence Day Parade
国立公文書館でのセレモニー後に行われるパレード。マーチングバンド，フロート，気球，乗馬グループ，ダンスなどで賑やかなパレードを見るために，Constitution Avenue沿いの歩道に毎年何十万人もの観客が集まります。国立公文書館の階段に腰かけて眺めても，自前の折りたたみ椅子に座っても。公式ページによると，パレードの終わりである17th St NWが混雑せずパレードを見やすいとのこと。
※2020年はCOVID-19の影響により中止
③ A Capitol Fourth Concert
議会議事堂の西側（ナショナルモール側）で行われるコンサート。グラミー賞受賞者，トニー賞受賞者，国立交響楽団，セサミストリートのキャラクターによる演奏など様々な公演は年越しさながら。毎年花火と合わせてPBSで生放送され，家族で過ごす祝日の夜を盛り上げてくれる恒例のイベントです。
※2020年はライブ演奏中止，録画したものをPBSテレビにて放映
※7/4-18まで期間限定でFacebook, Youtube, www.pbs.org/a-capitol-fourth にてストリーミング配信
④ Fireworks
独立記念日の終わりを飾るのはWest Potomac Parkからリンカーン記念館の後ろに打ち上げられる花火です。見ることのできる場所はナショナルモール／リンカーン記念館／アーリントンメモリアルブリッジ／ポトマック川の船／ケネディセンターのテラス／硫黄島記念碑など。近郊に住んでいれば，アパートメントの屋上からも見えるかもしれません。
※2020年も花火打上げ予定。ただしDC市長は少人数のグループで自宅から見て祝うよう促していることに注意しましょう。
その他、Nationalsの試合が行われ野球観戦を楽しめたり（2020年開催なし），バージニアのマウントバーノンでも終日独立記念日イベントが行われます（2020年は人数制限を設け事前チケット購入制）。ホワイトハウスでも昨年初めて実施された”Salute to America”というイベントが今年もトランプ大統領の下で実施されるとか。11月の選挙で再選すれば，来年の実施もあるかもしれませんね。
今年の独立記念日，あなたならどう過ごしますか？