【フリペと本】長湯文庫
ちょっと前にスピタルハコザキに行ったときにもらいました「長湯文庫」を今回は取り上げてみようと思います!企画・デザイン・発行は"ふたり"って方々です。
フリーペーパーっていうと、勝手に冊子タイプのものを想像してしまうのですが、これは一枚の紙にすべてが収められてます。フライヤー?っていうのかな、そういう言い方があってるのかな、とにかくデカイ。のにかわいい。イラストがとにかくかわいい。上に載ってる「長湯文庫」っていうロゴもかわいい。
このかわいすぎるイラスト、"usao"って方が描いてるみたいです。
で、肝心の中身なのですが、このフリペ、「長湯するのにピッタリな本を紹介する」ってのが目的らしく紙面の真ん中にドカーーンと一冊本が紹介されてます。昨今、お風呂にスマホやらテレビやら雑誌やらを持ち込んで、暗がりの中キャンドルを焚いてゆったり鑑賞するってのが流行ってますからね。
やったことないけど、きっと落ち着くんだろうなあ。トイレの中が一番落ち着くなんていう人もいますが、それに近いんでしょう、たぶん。ちなみにわたしはシャワー派です。
長湯どころかシャワー派なわたしにとって、のぼせちゃうでしょ!と始終突っ込まずにはいられないフリペなのですが、そもそも長湯って何分からを指すんでしょうね。一時間とかなのかな、どうだろ。
シャワーだって長い時は30分ぐらい浴びてるときありますもん、長湯ってことは2時間ぐらいなのかもしれない。みんな、のぼせないうちに上がろうね。
でね、この「長湯にいい本」ってやつ、どうやら誰かにアンケートを取った結果、選定されたっぽいのです。紙面の下部にその質問内容と回答が載ってて、ちょっと紹介すると、、、
「今日はお風呂に何分つかりたい?」とか「何色が好き?」とか。
ちょっとだけクスってした。
で、思い浮かんだ本がありまして。。
中村航さんの「僕の好きな人が、よく眠れますように」という本です。
帯には『ピュアな不倫の物語』とか書いてました。片方にとっては恋のものがたり、片方にとっては不倫のものがたり、そんな二つの側面があるお話しです。
...
大学院生の「ぼく」の研究室に、一年間限定でゲスト研究員として配属になった「めぐ」。その直後の懇親会で、北海道からやってきたと明かす彼女はなんと、学生結婚をしたいわゆる人妻だった。
お互いに懇意にする中で、「すまきごっこ」や「○○だけかしら」という二人だけの言葉遊びを通してどんどん関係性が深まっていく。
一年というゲスト期間が終わりに近づくとき、彼らはどのような関係性の築き方をしていくのか――。
...
不倫モノによくあるドロドロした話ではなくて、毎日のように一緒に過ごす君が、明日も変わらず笑顔でいてくれたらいいなっていう、素朴でやわらかな物語です。
長湯のあとって、きっと眠たくなりますよね。リラックスしたあとは心地よい眠りに包まれたいはず。そこからこのタイトルが浮かびました。
おわり