㊷『悲しい話』
こんにちは、小野塚ノブオです。
僕の家の近所にある小杉湯という銭湯は毎週日曜は朝8時から営業してます。
なので僕は仕事が休みの日曜は午前中によく行きます。
ひどい二日酔いの時以外は必ず行きます。
その小杉湯ではミルク風呂と呼ばれる乳白色の湯が名物なのですが、浴槽はミルク風呂以外に三つあります。
その四つの浴槽の中の一つに水風呂があり、これが意外と人気です。
多分、造りは男風呂も女風呂も同じような感じだと思いますが、熱い風呂と水風呂を交互に入ると血管が収縮と拡張をくり返し血流が良くなって疲労回復やストレス解消にも効果があるそうです。
実際、僕もそれが大好きでわざわざ家の風呂に入らずに小杉湯に行くわけです。
ただ水風呂は四つの浴槽の中で一番小さく、大人3人くらいしか入れません。
なので水風呂待ちの人達が周りで空くのを待ってたりします。
僕も水風呂に入りたいが、なかなか空かないので諦めた事が何度もあります。
本来水風呂なんてほんの数分入るだけのものなんですが、中にはずっと入ってる人もいます。
特に夏場は水風呂が気持ち良いので、取り合いになるのですが待ち切れない人達が無理矢理入り込んで 3人浴槽の中に5人入ってたりする事もよく見かけます。
小池都知事もビックリ、もう三密どころではありません。
それを見てるとちょっと悲しい気分になるので僕は入りません。
まるで刑務所の風呂みたい(経験者談)。
最初から来ていきなり水風呂にずっと入ってる人もいます。
(プール行けよ。)
僕は気が弱いので、自分が水風呂に入ってる時に待ってる人がいるとすぐ出ちゃいます。
また後で空いたら入ればいい。
でも中には待ってる人がいくらいても平気な顔してずっと入ってる人もいます。
凄いなと思います。
鋼の心臓を持つ男。
9回裏ツーアウト満塁の時にリリーフで出てきてストレートをバンバン投げてくる抑えのエースみたいな人です。
3人しか入れない水風呂の浴槽に無理やり入ってくる4人目の男や、待ってる人がいるのに知らん顔で長い時間入ってる人は本当に強い心臓の持ち主だと思います。
先日、その小杉湯で見かけた光景。
銭湯で身体を洗う場所あるじゃないですか、カランて言うのかな?
僕の右側のカランにいたおじいさんがカミソリで髪の毛をジョリジョリとそり始めました。
水は僕の左から右へ流れてるので僕は何の被害もなかったのですが、おじいさんの右側にいる人には短い髪の毛が流れてくるわけです。
たまらず誰かがチンコロ(?)したのでしょう。
銭湯のスタッフの方が来ました。
スタッフ『お客さん、ここで髪の毛剃らないでくださいよ。』
じーさん『何でじゃ?(※じゃ、とは言ってなかったかもしれません。でも、おじいさん感を出すために盛りました。すみません。)』
スタッフ『他の人に迷惑になるでしょ?』
じーさん『ヒゲは剃ってもいいのに?』
スタッフ『ヒゲはいいけど髪の毛剃ったら排水溝が詰まっちゃうよ。ダメダメ。』
じーさん『すまんかった。(※すまんかった、とは多分言ってません。だいたいの感じです。ハイそーです、演出です。)』
誰かが髪を剃ったら今度はハサミを持ち込んで本格的に散髪する奴が現れるかもしれません。
そのくらい分かるはずです、おじいさんなんだから。
中学生ならまだ仕方ないけど孫がいるような人ですからね…
銭湯には本当に色んな人がいて社会の縮図のような場所です。
きっと人は裸になると普段隠してる自我までさらけ出してしまうのかもしれません。
するとSEXは男と女が裸になって交わす本音の会話なのでしょうか。
しかし新型コロナウイルスは人間からそのSEXまで奪おうとしています。
悲しい話しだと思いませんか?
と、言うわけでライブのお知らせです。
8月21日(金) 荻窪クラブドクター
open 19:00 start 19:30
¥2,000➕1drink(¥500)
19:30〜即興詩人
20:15〜HURDYGURDY“Z”
21:00〜カナリア時限爆弾
世間では色々言われてるかもしれませんがライブハウスは決して危険な場所ではありません。
結局、感染に関しては我々一人一人の意識の問題。
夏の暑さもコロナも忘れて楽しめるようなライブを目指しますから、良かったら遊びに来て〜!
9月6日は新大久保の水族館というハコでカナ爆としては初めてのライブやりますが、まだ詳細分からないので後ほど。
コロナより熱中症に気を付けよう!この暑さは異常だぜ。
じゃね👋