信州おやき協議会の設立経緯
「信州おやき協議会」が設立されたのは平成21年10月です。
おやき事業者が連携を図り、信州おやきの文化を守り発展させていくこと、全国的認知度を向上させていくこと、顧客満足のための品質向上を図ることを目的として、おやき事業者20社により設立されました。
これにより、それまで交流のなかったおやき事業者が設立を機に交流が深まり、各種やイベントや勉強会を通じて信州のおやき文化を力強く発信することができるようになりました。
長野県のおやき業界にはそれまで、おやきの製造販売を営む者なら誰もが自由に加入できる組合のような組織はありませんでした。和菓子組合、飲食業組合などに加入しているおやき事業者は、おやきだけの組合の必要性を感じていませんでした。
そこで平成20年9月、長野商工会議所は「信州おやきブランド化委員会」を設置。委員会の主導のもと「経済産業省地域資源∞(無限大)全国展開プロジェクト 調査事業」が実施され、おやき事業者が集う機会を持つための勉強会が開催されました。
その勉強会で見ず知らずのおやき事業者たちが初めて顔を合わせ、同じ時間を共有し、信頼関係を構築していき、翌年平成21年3月には11店舗が参加する「おやき大集合」のイベントを長野市イトーヨーカドーで開催するに至ります。開催期間中は全国のイトーヨーカドーの中で長野店が売上トップとなる記録を作るほどの賑わいを見せました。
それだけ地元の人にとってもおやき店が一堂に会するイベントは関心の高いものだったのです。
そのイベントがきっかけとなって、おやき事業者のための組織を作り、その新しい枠組みの中で「信州おやき」の魅力を全国に広め、おやき業界全体の発展につなげていきたいと考えるようになりました。
4人のコアメンバーにより、10条からなる「信州おやき憲章」と、昔からおやきが食べられてきた日の中から選んだ年間7日間の「おやきを食す日」の草案が練られ、協議会設立直後に承認されました。
こうして「信州おやき協議会」は信州おやき憲章とおやきを食す日を軸に活動をスタートさせ、情報交換や相互扶助の場となる定例会、食品衛生や食材に関する勉強会、食品加工現場を知る研修旅行、他店の味を学ぶ試食会などを開催しながら活動の場を広げてきました。
現在は長野県内に広く会員が増え、多種多様な信州おやきの認知度を高めるべくおやきイベントのみならず、おやきを作る楽しさも伝える「おやき作り教室」の活動も始まっています。
信州おやき協議会は、加盟店簿を募集しています。
長野県内でおやきを製造販売しているなら、ぜひご参加ください。
一緒に『信州おやき』を盛り上げていきましょう!!!
ご参加にあたっては、 信州おやき協会について / 信州おやき協議会への参加方法 についてをご確認ください。