【報告】聞き書き報告交流会(2020.7.18)
2020.08.21 07:14
7月18日に行った聞き書き報告交流会には、14名が参加しました。
2年目となる今回は、6組が報告を行いました。
・報告タイトル
「昭和30年代 工場勤めと家庭生活」
「時代を切り拓いて来た女性」
「栗矢西垣外(木下家)の年中行事」
「郵便配達36年、89歳まで自分を律して生きる」
「尊く生きて時代を繋ぐ」
「夢中で働き、ころっと遊ぶ ~85歳が語る百姓の暮らし~」
まずは聞き手が終戦前後からの女性の暮らしや、代々受け継いでいる年中行事などの聞き書きを発表し、その後語り手が発表を聞いての感想を話しました。
参加者からは
「聞き手と語り手が学び合い成長していく良い機会」
「暮らしが変化していく中でも、村で農業が大切にされていることが分かった」
などの感想がありました。
東京からリモートで参加した、聞き書き講座講師の大門先生は
「聞き手が語り手の思いを受け止め、まとめたことで、語り手が伝えたかったことが形になった」
「聞き書きから地域社会の特徴を明らかにできる。今後も取り組んでいってほしい」
と話しました。
今年度も聞き書きを行います。第1回は9月5日(土)に開催します。ぜひご参加ください。
→→→2020年度 第1回聞き書き講座のお知らせ
*聞き書きとは
歴史を調べる手法の1つで、経験者などから話を聞き、文章にまとめます。私たち一人ひとりの言葉で歴史を未来へつなげます。
*講師のご紹介
大門正克氏:早稲田大学教育・総合科学学術院教授。日本近現代史が専門。著書「語る歴史、聞く歴史」「近代日本と農村社会」ほか。