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zero .

香木 / 紅茶とマドレーヌ

2020.08.21 09:35



最近、気になっていた

香木(パロサント)を買いに行った。



ほんとうに何にも浸してないの?と

疑ってしまうくらい香りが強い。



そのまま部屋に置いておいてもいいし、

火をつけて焚いてもいいらしい。



優しいのに、濃厚で、重いけど苦しくない。

自然の力をまじまじと見せつけられた。




でもそうか香水って元々はお花とか

こういう自然のものから香りを抽出して

調合して作られているんだもんね。




いい香りの香水はたくさんあるけれど、

普段手にしているものは

良くも悪くも人工的で。



別に自然派思考でもなんでもないのだけど、


個で勝負するパロサント、強い。











調香師になる夢をもった友人がいる。

 


彼は、ずっと香りに敏感で会うたびに


「今日の香水、ここのでしょ」とか

「今日のはどこの?」と聞いてくる。



いわゆる男の子受けしないような

香水をつけていても褒めてくれるので、

悪い気はしないのだけども。( 少し厄介 )




ある日、ご飯に行ったときに

いつも通り香水の話題になった。



プルースト効果について話したら

教えてくれたのが、このはなし。



そもそもプルースト効果って

何かの香りに起因して、

ある瞬間や記憶を思い出すあれ。




プルースト効果のプルーストは

科学者でも医者でもなんでもなくて、

小説家らしい。ちょっぴり意外。



何かをきっかけに、ふと小さい頃に

マドレーヌを紅茶に浸した瞬間を思いだす。


、、描写を小説内でしたのかな。

(少し曖昧)



こういう風に、香りと過去の記憶が

結びついて、思い出を呼び起こす

この事象に人々が共感し、

プルースト効果と名付けられたのだそう。




こうやって言葉では表せない感覚や概念に

名前がつけられて表現の幅が広がっていくのすごくいいね。



何より、このエピソードが素敵。



紅茶に?マドレーヌを浸す?


そんな記憶とそれを思い出す瞬間を

わたしも体験したい。



プルーストという名前の

マドレーヌ屋さん開いてやろうかな。



いつもふざけてばかりの友人だけど、

たまにはいい話をしてくれるじゃないの・・・!



と、思った夜なのでした。