Atlanta Life ~via Belgium~

私のチーズ入門4 オランダのチーズたち ~GoudaとEdam~

2016.03.29 19:16

今日はオランダのチーズを食べ比べですチーズ

オランダのチーズと言えば…、「ゴーダチーズ」や「エダムチーズ」が有名で、この2つでオランダのチーズ生産量の約8~9割を占めています。

 

オランダのチーズって食べやすいなぁと前々から思っていたのですが、実はそれには理由があることが分かりました。

日本が鎖国中に唯一貿易をしていたのはオランダですね、その時代から少しずつ日本にとってオランダのチーズは身近なものになっていっていたのです。そして日本で主に食されているのはプロセスチーズ(※)という加工されたチーズですが、そのプロセスチーズの主原材料はオランダのゴーダチーズだそうです。私にとってオランダのチーズが知らず知らずのうちに身近な存在になっていたのも納得です。

※チーズはまずナチュラルチーズとプロセスチーズに大別されます。その違いについてはこちらで分かりやすく解説されています。

 

チーズまずはEDAM(エダム)チーズから。

100グラム1ユーロで、カルフールの2ユーロ均一コーナーで購入。

日本人的にはもうちょっと小さいサイズで売ってくれたら有り難いんだけどなぁ。

エダムチーズは輸出用は赤いワックスがかけられているので日本では「赤玉」という名前で親しまれているそうです。りんごみたいで可愛い。

このチーズの特徴は…、ずばり低カロリーなこと!嬉しいですね。チーズに詳しくなってみようと思ったのはいいもののカロリーが気になっていたんです。。

なぜカロリーが低いかと言うと、エダムチーズは原料の一部に脱脂粉乳を使っているから。なので一般的なハードタイプのチーズが50~60%の脂肪分なのに対し、エダムは30%~40%と低カロリーになるのです。

 

そしてもう一つの特徴は…、なんとこのチーズ、ダニによって熟成されているんです!

写真のチーズはワックスが貼られているので分からないのですが、エダムチーズはダニによって浸食され、表面は粉を吹いているそうです。ダニだなんて気持ち悪い…と思ったのですが、有害なダニではなく普段私達が思い浮かべるようなダニとは全く別物なので安心してOKだそうです。でもやっぱりダニと聞くとあまり気持ちの良いものではありませんね…(苦笑)

でも味はクセがなく食べやすかったです。誰でも食べれそうなのでホームパーティの時のスナックチーズにも良さそうです。

 

 

チーズお次はGOUDA(ゴーダ)チーズ。

これはざっくり100グラム1ユーロ。嬉しい量設定、ということで2種類購入しました。

ゴーダは色んな熟成期間期間の段階で食べるチーズ。私はスーパーで安物を買ったので「若い」「古い」のざっくり2種類でしたが、専門店に行くと2カ月もの、6か月もの、18カ月もの…という具合に自分の好きな熟成段階のものを買うことが出来ます。

若いチーズはJeune(仏)/Jonge(蘭)で、熟成が進んだものが Vieux(仏)/Oud(蘭)と書いてあります。値段も熟成が進んだチーズの方が高いです。

 

若いゴーダ                          熟成が進んだゴーダ 

 

 

 左:若いゴーダ、右:熟成が進んだゴーダ

オランダと言えばゴーダ、ですが、なんとゴーダはオランダ全体のチーズの生産量の6割を占めているそうです。ブリュッセルからアムステルダムは近いのでちょくちょく遊びに行きますが、アムスではゴーダチーズ専門店もよく見かけます。マイルドで色んなものに合うからか、トリュフ入り、パプリカ入り、わさび入り(!)など、様々なバリエーションのものが存在します。

私のタイプは最も熟成期間の長い18カ月もの。若いものより身が詰まっている感じがして味わいも濃厚でからすみのような感じがします。

今回食べたものではありませんが、昔アムステルダムで食べて感動したのを今でも覚えています。

 

今までオランダチーズと言えばゴーダでしたが、エダムと一緒に食べ比べ出来たのは良かったです。既知のものと一緒に食べるとしっかり比較できて分かりやすいですね。

次はミモレットとエダムを比較してみようと思います。