Atlanta Life ~via Belgium~

私のチーズ入門7 白カビチーズの名手たちと日本酒の会

2016.04.03 11:34

今日は白カビチーズです!

白カビチーズの中では最も有名な「カマンベール」。

このチーズはAOCの取得が遅かったため、世界中でコピーされこんなに広がったそうです。

いまや世界中で造られているカマンベール、でも本家本元のカマンベールはCamembert de Normandie(カマンベール・ドゥ・ノルマンディー)、ノルマンディー地方で、無殺菌乳を使い、決められたルールを守って造られているものだけです。

本家のカマンベールを食べたかったら「Normandie」「AOP」と書いてあるカマンベールを買いましょう!

 

チーズCamembert de Normandie(カマンベール・ドゥ・ノルマンディー)

 

チーズお次は…Brie de Meaux(ブリー・ドゥ・モー)

これはフランスチーズの王様と言われているチーズ。

チーズを食べ尽くしたフランス人が最後に食べるならコレ、というチーズだそうです。

見た目はカマンベールにそっくりですが大きさは全然違います。カマンベールは手のひらに載るサイズで直径11センチくらいですがブリー・ドゥ・モーは37センチほど。カマンベールとブリーチーズは製法もほぼ同じで違うのはサイズくらい。でもサイズが違うということは熟成のスピードが異なるということ。熟成は外側から内側にかけて進むので、ブリーはケーキのようにカットして、部位によって熟成の違いを楽しむのが一番美味しい食べ方です。

 

 

あと、ブリーは権力者たちに愛されたことでも知られています。

特に有名な方はルイ16世で、彼は亡命時にブリードゥモーが食べたいと言ったそうです。

また、ウィーン会議では、本題の軍事会議は全然されずどのチーズが一番美味しいか言い争いになったとか。そこで最終的に一番美味しいとなったのがこのチーズ。やはりチーズの王様というのにふさわしいですね。

 

 

この二つを食べ比べてみたのですがやっぱり味はそっくり!

でもカマンベールの方が食べ慣れた味という感じがしますね。ブリーの方があっさりとした感じがします。

ちなみに写真に一緒に映ってますが…、今日は日本酒を飲む会なるものを開催したので、一緒にミモレットも食べました。若いものと15カ月熟成のものも一緒に食べ比べ!

左の写真の左の薄い色の方が若いものです。

右の写真は15カ月もののミモレット。ミモレットはダニ熟成チーズなのでダニに食われた跡で表面がボコボコしています!

日本酒に合うチーズといえばミモレットの熟成バージョンが定番で、からすみのような味がします。

 

 

日本酒に合うチーズ、ということでモッツァレラの味噌漬けも作りました。

モッツァレラの水を切ってキッチンペーパーで拭き取り、味噌(何でもOK)で包んでその上からラップをして冷蔵庫で2日寝かせます。食べるときは味噌を洗い流して食べやすい大きさに切るだけ!

簡単だしお酒にもばっちり合ってとってもオススメです^^

 

ラップにくるんだモッツァレラ            出来上がり!

 

 

参考URL

http://www.pablo3.com/cheesebook/types/brie/

http://www.pablo3.com/cheesebook/types/film-yeast/

http://www.suntory.co.jp/wine/series/cheese/099.html