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あなた/わたしが空気を変えるということ

2020.08.23 06:36

最寄り駅の電車にのって

目的地へと向かう私は

”空気"について考えていた。




時刻はちょうど夕方の17時。




電車の中では帰宅途中の学生や

親子連れ、

勤務中のサラリーマンをみかける。



ザワザワと言葉が飛び交ったり

横の人にもたれて寝てたり

ケータイゲームをしてたり




”無秩序な空間(空気)”  




他人に迷惑をかける行為以外、

電車内にルールはない。






電車内の当たり前、


隣に人が座ること

隣の人と肩が当たること

時々もたれられること


当たり前だから

違和感を抱かないけど

ちょっと不思議。



家族、友人、恋人、

以外の人の肩が接する、もたれられる、


これが電車内じゃなくて映画館だったら

ちょっと我慢しがたいが、

それでも私たちは違和感を抱かない。

(もたれ過ぎだったらさすがに感じるけど)





“電車内はそういう空間だ”


と思ってるから。







外国の電車。


中で歌っている人に

乗客が拍手してる動画を

みたことがある。



違和感なく拍手できるのは、

それはその人が

"自分の国の電車内はそういう空間だ”

と思っているから。







日本社会、仕事。


度を超す過酷な残業がある日本。

それは働く人たちが


"仕事はそういうものだ”


とずっと我慢して思ってきたから。





誰がその現状を生み出したのか?

誰がそうさせているのか?




答えは”空気(空間)"だから

誰ということはない。





日本の電車内で歌の上手い人が

歌い出したら、

拍手する人はまだいないと思う。

「私にもまだその勇気はないな」

と思いながらイヤホンに耳を貸す。





“空気"を破るというのは

それだけ力のいること。

見えないものはとても強い。





1人じゃどうにもできない、

3人、5人でもまだまだ難しい。




けれどたった1人。


意思のある1人が始めることで、

思いもよらない輪ができることがある。




そしてその意思ある1人が増えていくことで

新しい空気がうまれる。






臆することなく声をあげよう


響きわたる声を





その際には

空気を大きく大きく

吸い込んで、



自分が新しい空気に変えるんだ!

という強い意思で。








世界(空気)を変えるのは

あなた/わたしかもしれない。








そんなことを考えていたわたしは目的の駅、

ひとり電車を降りた。