英会話で飛沫感染する確率が上がる?!
The Guardian の2004年1月の記事によると、
当時、Lancet に掲載された大妻女子大学の イノウエ・サカエ博士の説が興味深くも 驚きの内容だと、、
その驚きの説とはーーー
SARS (Severe Acute Respiratory Syndrome)の患者が増加傾向にある時期、多くの観光客が世界から中国を訪れた。
中国に渡航した230万人のアメリカ人の内、70名が SARS に感染した。
日本からも何百万人もの人々が同時期に中国に渡航したのに、日本人で感染した人はいなかった。
これは何故なのだろう、と疑問を持ち、言語に注目した。
英語には、音声学で言うところの ”aspiration”(気音)が多く含まれ、この発音をする時に飛沫が口中から発せられる、と考えた。
ホテルや観光施設、みやげ物屋などで、中国人スタッフは、アメリカ人相手には英語を、日本人相手には日本語を話して接客をするが、日本語には 英語のような気音がないため、飛沫が飛ばないのではないか、と。
実際の記事は、こちらです:
https://www.theguardian.com/education/2004/jan/20/highereducation.research
”気音” とは、/k/, /p/, /t/ の音のことで、これらの子音を発音する時には、大量の呼気(=吐く息)が必要になります。
イノウエ博士の説の通りなら、飛沫感染する今流行りのCovid-19 にも同じことが言える可能性も考えられるのでしょうか。どうなのでしょう。
私には医学の専門知識はありませんが、英語を話す環境では 日本語環境以上に Social Distancing を確保し、なるべくマスクをした方がいいの「かも」しれない、と個人的には思った次第です。。
ハッキリ分かりませんが、自分の身を守り、感染を広げないようにするためには、マスク無しで、密な空間で、英語のカフェレッスンや会議をすることは、避けた方が賢明かもしれないですかね。。
ここまで読んで下さり、有難うございました。
画像提供: fujiwara さん(https://www.photo-ac.com/profile/810857)