September 15th, 1980. Bill Evans passed away.

もうすぐ9月15日。ビル・エヴァンスがこの世を去って40年の命日がくる。

1950年代からビル・エヴァンスの薬物乱用はかなり深刻な程度だったそうで、でも止めようともせず、治そうともせず、51歳の若さで人生にperiodを打った。

ビル・エヴァンスのリリカルな演奏には、少しフラッと気を失うような危うい瞬間がある。

呂律の回らないような、気絶しそうなっていうか、生きようとしない陰影の濃い演奏。

コンサートやスタジオ録音を聴く分には薬物乱用とか51年かけて自殺したとかそういう裏側のお話は知らない方がいい。

でも、知った以上は再現されるエヴァンスの演奏の綾というか音と音の間に死神が見えてくる。でも、誘惑に駆られて定期的に存分に聴きたくなる。

あぶない音楽。でも素敵。