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ハイエーススーパーロングの使い勝手を検証 その②

2020.08.24 08:38

ハイエーススーパーロングを運転する機会が地味に多いんですよね(笑)


さて、以前の記事でバンコンのベース車で人気のハイエーススーパーロングの使い勝手を検証しました。

スーパーロングは小回りが効きにくかったり、長さの問題で都市部に多い道幅の狭い駐車場に停めるのは難易度が高かったり、困った面もあるのですが、フツーの道を走らせるのなら問題はあまりないです。

そんなハイエーススーパーロングの使い勝手について前回紹介しきれなかった特徴をご紹介したいと思います。


ディーゼルエンジンは6ATが選べる

これはカムロードにはない走行面のアドバンテージです。


カムロードのディーゼル車は一世代前のディーゼルエンジンと4ATの組み合わせです。

この組み合わせのカムロードは以前に乗りましたが、やはりエンジンブレーキが弱く感じたのです。


これは4ATと重たいボディの組み合わせの問題かもしれませんが、ギアを落としても思ったより減速してくれない場面がいくつかありました。

ギアが多い方が山道や長い下り坂を走行する時に速度のコントロールをしやすく、安全に走るのに有利なのは間違いないです。

先日キャンピングカーが横転して運転されていた方が亡くなった事故も、画像では後輪はバーストしておらず、警察は下り坂でフットブレーキを多用したことにより、フェード現象又はベーパーロックが発生。

ブレーキが効かなくなり、制御不能のまま激突横転したとの検証結果を発表していました。


これは車重の重いキャブコンにはどうしてもついて回る問題で、特に重い4WD・ディーゼルエンジン搭載車に限ったことではないのですが、頼りないエンジンブレーキとフットブレーキのみで坂を下らなければならないのは精神的にもつらいものがあります。

ハイエースの6ATはちょうどいいギア比に設定されているので、長い下り坂でも安心して下ることができました。

この6AT 車重の重いカムロードにこそ必要だと感じるのですが、1.5tクラスにはオーバースペックだと思われているのか?採用されていません。いすゞのびぃーかむには6ATが採用されていますので、安全性という面ではカムロードのダブルタイヤが出たとしても、もう一歩といったところでしょう。

やはり年々重くなっているキャンピングカーには6ATクラスのトランスミッションは必須になっていくと思われます。


ロングホイールベースによる高い直進安定性

スーパーロングはホイールベースが延長されており、小回りは効きませんが、高速道路や郊外を走行するのは得意です。(乗用車並みではないですよ)

ハンドルからは、路面や車両の状態が比較的伝わってきますので、運転していて力が入って変に疲れるといったことはありませんでした。

一般車の流れについていくこともできますから、大きいクルマらしくこういった場面では扱いやすく感じます。

ただ、キャンパー特装車ベースは架装重量に対応するためにサスペンションが固めのセッティングになっているようで、リアはやや跳ねる傾向にあります。後席に人を乗せるなら足回りをすこしいじったほうがいいかもしれません。


全高は屋根に何も乗せなければ2.3mで、重心が低いのでキャブコンよりも安定して走ることができます。

でも横風の影響は結構受けますから、無理は禁物ですよ。


安全装備てんこ盛り

ホントは全部書いていきたいんですけど、ご紹介することが多すぎたので、ホームページを張りました。よかったら見てください。(投げやり)


以前のタウンエーストラックのマイナーチェンジのところでご紹介した安全装備はもちろん、自社を上空から見たようにナビ画面に表示させるパノラミックビューモニターまで装備できちゃいます。

キャンピングカーのベース車にここまでの装備が付く時代になるなんて夢のようですね。

車重が重くなりがちなキャンピングカーにこそ安全装備は必要でしょう

もちろん、あくまでも最終的に操作するのは人間ですから無理は禁物です(笑)


実際に運転してみてバンコンのベース車として人気なのがよくわかりました。

ただ、どうしても標準の車体では車内で立つことができず、狭く感じてしまう、バンクベッドなどの就寝スペースがないなどの理由で、就寝人数が少なくなってしまったり、ベッドメイクのためにシートアレンジが必要になったりと、どうしても一長一短が出てきてしまいます。


キャブコンでも通勤や普段使いは可能ですが、どうしても目立ってしまいますし、常に高さを気にしながらの運転は楽しいものではありません。

その点、バンコンは知ってる人が見ればキャンピングカーですが、ぱっと見は普通のワンボックス車なので、慣れればフツーに運転できますし、目立ちにくくキャブコンより気軽に使うことができます。


最終的にキャブコンの広さを取るか、バンコンの安全性・機動性をとるか悩ましいですが、結局は実際に使ってみてどう感じるかになるかと思います。購入を検討されているのなら実際にお店などに足を運んで試して、色々質問するのがいいと思います。

(特に小さなお子さんがいるのならチャイルドシートをどこにつけるのか、外したチャイルドシートをどこに置くのか、シートアレンジが苦痛でないかなどを試すのがいいと思います。)


うちは次に増車するならバンコンになりそうな気もしますけどね(笑)

皆さんもどうぞ自分にピッタリな一台を見つけてくださいね。