達也のテンパイ力!WHITE DIVISION 第4節 2回戦A卓レポート
6/26(日)20:32よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグWHITE DIVISION 第4節 2回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
山田 浩之(日本プロ麻雀連盟)
瀬戸熊 直樹(日本プロ麻雀連盟)
鈴木 達也(日本プロ麻雀協会)
石橋 伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
現在、準決勝進出のボーダーラインとなる4位達也を追いかける6位山田。
ここで達也を3着か4着に落として自身がトップを取ると、4位がぐっと近づく。
その山田が序盤から大爆発。
起家で達也とのリーチ対決を制して4000オール決めると、1本場でも4000オール。
強烈なロケットスタートで、持ち点を5万点台まで伸ばし、後続を一気に引き離す。
しかし、持ち前の打点力で、こんな場面を幾度となく逆転してきたのが達也である。
まずはオヤ番で石橋から7700をアガる。
すると1本場では、瀬戸熊のリーチに追いかけて一発ツモ。
これがなんとウラドラ2枚で6000オール。
達也がたったの2局でまくってしまった。
達也の強さは、これだけ点数を持っても、簡単にはオリない点にある。
例えば、続く2本場では、16巡目にこのチートイツテンパイ。
河と手牌をよーーーく見てほしい。
実はこのチートイツ、トイツのかぶりが1つもない、ノーミスチートイツなのだ。
この巡目でノーミス。
額に入れて飾っておきたいぐらいの作品である。
南2局では、發アンカン、白ポンして大三元をテンパイした石橋
に対し、フリテンながら粘ってテンパイまで持ち込んでいる。
南3局でも、發を仕掛けてダブ南アンコ・ドラトイツの石橋
に対し、15巡目に5pだけ勝負してダマテン。
今回はこのうち1つもアガれなかったが、どのテンパイも形式テンパイの類ではなく、アガれていても不思議ではないテンパイなのだ。
このように、大物手に対しても、自分の読みに従って厳しくテンパイを入れているからこそ、達也は強い。
打点にフォーカスされがちな達也だが、打点だけではなく、実はこのように地味なテンパイを入れる力が達也を支えている。
このトップで、達也はトータルで石橋をかわして3位に浮上した。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)