相馬福島道路を散歩する。
今日は相馬福島道路を散歩!
伊達市を横断して相馬まで続く高速道路の全線開通が近づいてますね。復興支援道路として国土交通省が2020年度までに全長550km全線開通を目指しています。
現在は霊山IC〜相馬山上ICまでが開通、夏頃には国道4号IC〜桑折JCTが開通予定。年度末までに霊山IC〜福島保原線IC〜国道4号ICの開通が予定されていますね。国道4号ICと福島保原線ICってのは、まだ仮称のようですので、もっと馴染みやすくて短い名称になるといいなと思います。
さて、そこで気になるのが、福島保原線ICです。
地元民として、ICが出来てどのように変化していくのか非常に気になるところなので、伊達市のHPから、IC周辺土地利用構想を見てみます。
インターチェンジ周辺土地利用構想
伊達市が構想しているインターチェンジ周辺土地利用構想の土地利用基本方針では、IC周辺の上保原地区を6つのゾーンにわけてそれぞれ役割を持たせたいようです。
- ウェルネスライフタウン(中核的なウェルネスセンター、高次医療・健康増進・福祉施設など)
- 複合型産業拠点ゾーン(工業、物流施設、直販施設など)
- 農を活かした観光交流拠点ゾーン「(仮称)伊達ふるさと村」(体験農場・実験農場、農産物直売所、日帰り温泉施設など)
- ICを活かした観光交流拠点ゾーン「(仮称)まちの駅・ほばら」(物産センター、文化・交流施設など)
- 沿道型商業拠点ゾーン(小売店舗、レストラン等のロードサイド型商業施設や生活支援施設など)
- 地域生活拠点ゾーン(保原駅~保原小周辺、身近な店舗、コミュニティ施設など)
これら以外には、高子駅裏の住宅地造成などの環境整備。6次化をはじめとする地域農業の活性化。高子二十境や伊達氏ゆかりの歴史的資源の活用。などがあるようです。
それではゾーンごとにみていきます。
拠点となる6つのゾーン
1.ウェルネスライフタウン
北福島医療センター東側周辺を健康・医療拠点ゾー ン」と位置づけ、北福島医療センターの拡充とあわせて医療施設や福祉施設の誘致を進める。
ということで、トレーニングやリハビリ、温浴などができる健康施設や、医療健康に関する研究所、健康関連企業の誘致をしたいようです。
2.複合産業拠点ゾーン
保原工業団地を「複合型産業拠点」として、既存工業団地の拡充と農産物加工施設の誘致を図る。
ということで、企業誘致を進めるのは変わらずですが、さらに伊達市っぽさをアピールできるような、6次化を進める農産物加工施設などを積極的に進めたいってことみたいです。
ここからは、地元民にも多大な影響が出る構想になってきます。
3.農を活かした観光交流拠点ゾーン 「(仮称)伊達ふるさと村」
高子沼周辺の農業集落地域で、地元農家の協力を得ながら地域農業や地域資源を活 かした地域づくりを図る。
・大規模実験農場
(地元農家の法人化をすすめ、花卉栽培などを民間でやってもらいたいなぁ)
・特産品の開発やブランド化
(果物や畜産物を特産物として開発し、ブランド化できたらいいね)
・体験農場
(観光農園や研修施設、レクリエーション施設があったらいいよね)
・工芸や林間レクリエーション
(高子沼とか散策できて、陶芸や木工なんかができる施設があったらいいよね)
・日帰り温泉施設
(運動したら、お風呂はいりたいよねぇ)
伊達ふるさと村って名前はいいんんだけど、なんだか内容がずいぶんと人任せなんじゃないかと思いますが、高子沼周辺を体験型の観光地にしたいみたいですね。
4.ICを活用した観光交流拠点ゾーン 「(仮称)まちの駅・ほばら」
高速からも利用できるハイウエイオアシス型の観光交流ゾーンの形成を図り、伊達ふるさと村と連携して相乗効果を高めていく。
- 物産センター
- 地域振興施設、交流施設
- 大規模駐車場、高速バスターミナル
出ました、まちの駅!地元民には何の説明もないこの構想!結構な規模で構想してるっぽいです。
5.沿道型商業拠点ゾーン
ロードサイド型の商業施設の集積を図る。
ダイユーエイトや西松屋みたいに、ICまでの道路沿いにお店を並べたいってことですね。
6.地域生活拠点ゾーン
まちの軸となる(仮称)内環状線や生活環境の整備、生活利便施設や生活支援機能の充実等を図る。
コンビニや保育所、介護施設などの、住人が増えたときに便利な施設を増やしたいってことですね。
工事がどんどん進んで、高速がつながるんだぁ、ICが出来るんだぁって思ってましたが、伊達市では色々と構想を練っているようです。
残念なのは、この構想が市民にまったく知られていないってことですね。
地元の農家の協力が不可欠な観光農園などを構想しても、高齢化によって耕作放棄地が増えている現状をなんとかしないとダメじゃないかと思うんですけどね。
ということで、今日はここまでです。