郷愁の連鎖的なもの
2016.06.28 11:31
廃墟によく惹かれた。
鬱蒼とした森の中の錆びた鉄の扉や、
蔦の絡まる静寂の色の窓。
ヒビの通った硝子の鈍く光る。
旅に出れないころは
本を旅した。
例えば
大友 克洋のAKIRA
リアルな描写、詳細まで描かれた線。
2次元のヴァーチャルの中に潜み
空想した。
例えば
宮本隆司の九龍城壁
日常の中の非日常に誘う写真たち。
学生時代は、部屋の中にうずくまり
井の中が全てだった。
翼を手に入れて
自由になった。
旅は呼吸のように身近で。
ふと
懐かしさは連鎖して
心をもっていく。