復刻された美しい時計です。
最近ではスマホが目覚ましって人が大多数かもしれませんね。
雑貨業界に入ったとき、時計のメーカーさんから時計は必ず10時9分や10分くらいに合わせて展示するよう教えてもらいました。だいたい入荷の時からその位置でキメてあるメーカーが多いのですが、その位置がロゴも見えて一番美しく見えるからとか。真相はわかりませんけどね。
ホーンが特徴的な目覚まし時計。
日本ブランド「PRINCE」の海外輸出用時計を電池式に変えた復刻とか。
秒針の三日月やフェイスに入っている模様など当時の上品な雰囲気を残しています。
昨年からはMoMA(The Museum of Modern Art, New York)ニューヨーク近代美術館ショップでの販売も。
以下メーカーサイトより
この時計のルーツは日本最初期の時計メーカー「村松時計製作所」。
創立者の村松恵一は日本最初の時計商(明治26 年創立)として他社では修理困難であった明治天皇ご愛用時計や宮殿内の修理を成し遂げた事から信頼を得て、皇室御用達時計店として大正2 年銀座に進出する。
大正10 年には懐中時計や置時計『Prince プリンス』を製作。
鉄道省の公用品としても採用され海外にも多く輸出し舶来時計と堂々と渡り合っていた。
その後、腕時計『Keyford キーフォード』を製作開始。精工舎(現セイコー)、尚工舎(現シチズン)と並ぶ国内最古の時計メーカーであるが、他社は大量生産に向かったのに対して宮内庁御用達として高級品に特化する道を歩む。
また大正期には当時の流行の先端を行く銀座に集まるモボ、モガ達に品格溢れる最先端のデザインを提供してきたことでも知られる。
昭和35(1960)年、村松英三は日本で初めてスイスより腕時計検査機器”ウオッチマスター”を輸入。無料にて公開した際には、多くの時計の検査を求める人が群がり銀座7丁目の店舗から4丁目交差点まで行列をなし、警察が交通整理に動員された程である。
創立より戦後まで宮内庁や公務用の時計制作に携わってきた銀座村松は知る人ぞ知る名門時計メーカー。
平成24 年よりオリジナルブランド『Prince』『Keyford』を復活製作。