古代エジプトの壁画 リフレクソロジー発祥
2016.07.01 14:05
こんにちは。
アン・リカン 斉藤理佳です。
「手や足を揉む」という習慣は、はるか大昔から世界各国で行われていました。
それは、壁画に描かれた絵や、書籍、今も残っている民族の習慣などから知ることができます。
その「手や足を揉む」ことが、「リフレクソロジー」(反射学)として理論が確立されたのは、まだまだ最近のことです。
リフレクソロジーの発祥に関する諸説の中に、古代エジプト説があります。
紀元前2230年頃、すでにエジプトにはリフレクソロジーの原型がありました。
エジプトのサッカラで発見された「アンクオマールの墓」の壁画は6面の壁に描かれており、その中のひとつに「手と足を揉んでいる様子」があります。
アンクオマールは、当時の医師でした。
この絵の背景には、医師が外科治療で使った当時の医療器具やエネルギーの象徴を表すピラミッド、知恵と学問を表すふくろう、平和・健康維持・繁栄を表す3羽の白鳩などが描かれています。
つまり、当時のエジプトでは「手や足を揉む」という習慣が、医療の一部としてすでに行われていたということになります。
その他の壁画は、「割礼」(宗教儀式)、「生誕」「薬理学」「防腐処理による死体保存」「歯科医学」です。
次回は、古代中国やインドのルーツについてお話ししましょう。
あなたの幸せを願って
アン・リカン
斉藤 理佳
『フジタマキのリフレクソロジーパーフェクトガイド』 2004年12月20日 初版第1刷発行
藤田真規 著 株式会社BABジャパン