「文章力」の正体
2016.06.29 05:13
「文章力」というのは、
そのほとんどが、実は
「構成力」
というもので、構成されています。
文章というのは、
どんなに長くても、
また、短くても
コトバの配列にすぎません。
だから、
コトバを、どう、
順列組み合わせしていくか・・・
どれだけ自由に組み合わせられるか。
どれだけ、効果的に並べられるか。
が、つまりは、
「文章力」というわけです。
ブログやメルマガの文章添削で、
クライアントさんがビックリされるのも、
やっぱり、この点です。
なんかね・・・
ものすごくキビシイこと言われて、凹んで
もう書けなくなったらどうしよう・・
みたいな、
悲壮な決意で添削受けてくださる方も、
いるみたいなんですけどね。
(わたしは、そんなに怖く見えますかねえ・・^^;)
ご指摘させていただくのは、
ほんの、ちょっとのこと。
この一文を、
このパラグラフの前に持って来て。
とか、
このコトバは、
こっちのコトバと場所を入れ替えて。
とか。
それだけのことで、
読みやすさも、
伝わりやすさも
まるで違っちゃうのです。
たとえば・・・
本当に簡単なコトバで
「あなたに、来てほしいんです」
と、言うのと
「来てほしいんです。あなたに」
と、言うのでは
伝わるもののナカミが違う。
(あなたの好きな人から言われるなら、
どっちがいい?)
意味は変わらないのに
意味が、変わってしまう。
コトバが、どう並ぶか。
それだけで、
コトバから導き出される、
コトバによって現れる世界って、
すっかり変わってしまうんです。
まるで、万華鏡みたいにね。